下水道のしくみ

下水中の大きなゴミや砂を除去します。

下水の中の沈みやすい固形物（生汚泥）を沈めて除去します。

中にいる微生物の働きにより下水の汚れが分解され、沈みやすい "かたまり” を作ります。

反応タンクで出来た "かたまり”（余剰汚泥・返送汚泥）を沈めて、上澄み水を取り出します。返送汚泥は反応タンクに戻されて、反応タンク内の微生物の数を保ち、安定した水処理を助けます。

上澄み水に塩素を混ぜて消毒し、河川に放流します。

生汚泥から水分を取り除いて、汚泥の濃度を高めます（濃縮）。生汚泥は重いので、汚泥分を重力作用で引き抜くことで濃縮します。

余剰汚泥を濃縮します。余剰汚泥は軽いので、濃縮のための機械を使います。

濃縮した汚泥の中に含まれている有機物を消化ガスに変えます（消化）。

消化ガスを一時的に貯めておくタンクです。

消化を進めるには高い温度が必要なので、汚泥を温めて「汚泥消化槽」に返します。

消化した汚泥に含まれている水を機械で取り除きます（脱水）。

消化ガスを使って発電をします。作られた電気は電力会社に売却されます。