
2 多様な自然環境の保全
1 自然環境の状況
- 本県には、世界に誇れる日光国立公園や地域特性の豊かな8つの県立自然公園があり、総面積は約13万haで、県土の約21%を占めています。
- 自然公園区域以外の優れた自然や緑地については自然環境保全地域や緑地環境保全地域に指定(19年度末41か所約5,355ha)して、その保全に努めています。
- 良好な都市環境の提供や都市公害の緩和、災害時の避難場所など、多目的な機能を有する都市公園について、県内では、19年度末で1,827か所2,547.81haが整備されています。

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2 自然環境保全対策
1 優れた自然の保全
- ラムサール条約登録湿地となった「奥日光の湿原」について、国の保全方針の策定への参画や湿原保護の普及啓発に取り組んでいます。
- 奥日光地域の貴重な自然環境を保全するため、低公害バスの運行、植生回復対策、移入植物の除去等に取り組んでいます。
- 自然(緑地)環境保全地域については、自然監視員による巡視、案内標識の整備、土地の形質変更の規制などの保全を行っています。
小田代原周辺の低公害バス

2 平地林・農地の保全
- 住民参加による積極的な平地林の保全活動が展開されるよう普及啓発を行うとともに、市町が実施する普及啓発事業に支援しています。
- 農地・水・環境保全向上対策を活用し、農地や農業用水、さらには生態系や景観などの農村環境の保全向上に向けた地域ぐるみの共同活動を266地区の約20,000haで促進しました。
3 都市地域の自然環境の保全
- 都市地域の自然環境の適正な保全・確保を図るため、都市公園の整備を推進しています。
- 多様な生物の生活の場でもある農村地域について、農村空間(エコビレッジ)の形成を図るため、水生生物保全のための施設整備、昆虫・野鳥等のための植栽等の整備を実施しています。
