
5 みどりづくり活動の推進
1 みどりづくり活動推進の背景
- 本県は、森林や農地などのみどりに恵まれていますが、いずれも減少傾向にあり、量や質の低下が懸念されています。
- 都市部では、安全で住みよい都市環境の整備の観点からも、みどりづくりの重要性が増しています。
- 県民の緑化に対する意識も高まっていることに加え、森林をはじめとするみどりが有する公益的機能への期待も高まっていることから、NPOや企業、住民のみどりづくりの活動が活発化しています。
2 みどりづくり活動の推進
1 県土緑化の推進
- 18年3月に策定した「第4次栃木県緑化基本計画」に基づき、県民やボランティア、NPO、企業、行政などの“協働”による県土の緑化を推進しています。
- 春・秋季緑化運動期間を中心として、植樹祭や苗木配布会の開催(48会場)、みんなの森づくり活動などを実施し、みどりづくり活動を推進しています。
- 緑化意識の高揚を図るため、学校環境緑化等のコンクールを実施し、19年度は25校が参加し、宇都宮市立国本中央小学校が最優秀賞を受賞しました。
- 「緑の相談所」を設置し、県民の都市緑化意識の高揚、植物知識の普及啓発を推進しています。
2 緑化推進体制の充実
- 「緑づくり人材バンク」(19年度末登録者178名)の活用により、みどりづくり活動の活性化とともに、指導者や活動団体のリーダー的人材の育成を図っています。
- みどりづくり活動団体の相互の連携と情報発信の仕組みとして、森林ボランティアのネットワーク化を促進し、みどりづくり推進体制の充実を図っています。
- 森林での学習活動や地域の奉仕活動、レクリエーション活動を通じ、自然や人を愛する心豊かな人の育成を目的とした「緑の少年団」(19年度末192団、39,218名)の活動助成などを行っています。