
2 環境学習・普及啓発活動の推進
1 環境学習・普及啓発活動推進の背景
- 県では、13年3月に「環境学習推進指針」を策定し、13年度から15年度にかけて「環境学習プログラム」を作成するなど、学校や家庭、地域等における多様な環境学習の取組を推進してきました。その結果、学校における環境学習の取組は定着してきています。
- 県や市町が実施する環境学習関連事業の数が年々増加するなど、学校や地域における環境学習に参加する機会は充実されてきており、環境学習の取組が定着してきています。
- 環境学習で芽生えた関心を具体的な環境保全の取組につなげていく必要があります。
2 環境学習・普及啓発活動の推進
1 環境教育・環境学習の充実
- 子どもたちの環境保全活動を促進するため、地域において自主的に環境保全活動を展開する「こどもエコクラブ」(19年度:42クラブ、1,380人)への支援や夏休み中に体験を通して環境への興味・関心を深める「こどもエコ探検隊」を実施しました。
- 森林環境教育を推進するため、緑を愛し守り育てる心を養うことを目的に結成された「緑の少年団」(19年度:192団、39,218人)の育成・支援や小中学校の総合的な学習の時間を利用した森林教室などの体験教室を行っています。
- 子どもから大人まで幅広い年代を対象に様々な機会を捉えて環境に関する体験や学習を行うことのできる機会を提供しています。
- みんなの森での森林づくり体験学習
- 日光自然博物館による自然観察会
- 保健環境センターにおける講座や講演会等
こどもエコ探検隊(出流ふれあいの森)
2 環境教育・環境学習の推進体制の整備
- 環境学習を担う人材の育成・活用を図っています。
- 教員に対する環境教育研修
- 学校や地域等で環境学習プログラムの指導や補助を行う「とちぎエコリーダー」の養成
- 「自然ふれあい活動指導者」の養成と学校等が実施する自然観察会等への派遣・紹介
- ホームページ等を活用し、環境学習に関する教材や学習情報の提供を行っています。
- パワーポイント用環境学習教材のホームページ「とちぎの環境」での提供
- 同ホームページ内に環境資料アーカイブ(書庫)設置し、県が策定した環境に関する計画や指針等を電子情報として提供
- 環境学習や多様な主体の共同による環境保全活動の推進を図るため、「栃木県環境学習・環境保全活動推進指針」を策定しました。
県民参加の森づくり
3 普及啓発活動の推進
- 環境問題に対する県民意識の高揚を図るため、広報誌の発行による広報活動やクリーンアップフェア等の普及啓発イベントを開催しています。
- ホームページ「とちぎの環境」の充実を図り、環境に関する報告書をはじめ、様々な環境情報を適時提供しています。