栃木県総合計画 とちぎ元気プラン 2006〜2010
知事あいさつとちぎ元気プラン策定経過

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313 人と環境にやさしい農業の展開

施策の目標

 食育や地産地消の推進を通して人と農業との結びつきを高めるとともに、環境保全を重視した農業生産を進め、人と環境にやさしい農業を展開します。

現状と課題

  • 「食」に対する理解が不足していることなどにより、栄養の偏りや不規則な食事、生活習慣病の増加など食生活に関する問題が生じています。
  • 環境問題に対する関心の高まりから、園芸農家を中心にエコファーマーの認定数が増加するなど、環境にやさしい農業の取組は進んでいますが、技術開発の面では、解決すべき課題が多く残されています。
  • 使用済みとなった農業用生産資材のリサイクルが増加するなど農業分野での資源循環利用は進みつつありますが、家畜排せつ物から作られる堆肥については、米麦や園芸農家との連携による利用が思うように進んでいない現状にあります。
エコファーマー認定者数の推移
「エコファーマー認定者数の推移」のグラフ
県農務部調べ

施策の展開 参照:第3部

食育・地産地消の推進
 すべての人が健全な食生活を実践できるよう、家庭、学校、保育所、地域など社会のあらゆる分野において食育を推進するとともに、消費者と生産者との信頼関係を強化する地産地消を進めます。

  • 食育推進計画の策定
  • 食育に携わるボランティアの活動促進

環境と調和のとれた農業生産の推進
 化学農薬や化学肥料の使用量を削減した栽培管理技術の開発・普及を進めるとともに、環境にやさしい農業生産を実践するエコファーマーの育成・支援を図ることにより、環境への負荷を軽減した農業生産を推進します。

  • 各種防除技術を組み合わせた総合的な病害虫・雑草管理の普及

堆肥等資源の有効活用
 家畜排せつ物や稲わら等の堆肥としての農地還元や、資源作物※1を原料とした生分解性プラスチック※2の利用を促進するなど、農業内での資源循環利用を進めます。

  • 耕畜連携による堆肥利活用※3のシステムづくり

※1 ひまわりやとうもろこしなど、燃料やパルプ、緑肥等の原料として栽培される作物
※2 使用後は自然界の微生物によって水と二酸化炭素に分解され、自然に還るプラスチックのこと。
※3 耕種農家と畜産農家が、牛の餌となる稲わらや飼料作物と家畜のふん尿から作る堆肥を交換するなど、連携して資源循環に取り組むこと。

成果指標 (施策の達成状況を見る尺度)

成果指標名
概ね
10年前
概ね
5年前
基 準
目 標
長期目標
市町村食育推進計画策定率 0 %
(H17)
100 %
(H22)
100 %
(H27)
エコファーマーの認定者数 208 人
(H12)
5,578 人
(H16)
8,000 人
(H22)
10,000 人
(H27)
堆肥の生産履歴表示※4に取り組む畜産農家戸数 0 戸
(H17)
500 戸
(H22)
2,000 戸
(H27)

※4 耕種農家が堆肥を利用しやすいよう、原料である家畜ふん尿や副資材の種類、堆肥化の方法、成分等を表示すること。

概念図

期待される主な主体の役割

期待される主な主体の役割イメージ

◆部門計画 「栃木県農業振興計画 とちぎ“食と農”躍進プラン」(H18〜H22)

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