貴重な文化遺産 日光杉並木を守り後世に引き継いでいくために
貴重な文化遺産~日光杉並木~
「日光フォトコンテスト入賞作品」
日光杉並木の歴史
- 日光杉並木街道は、日本で唯一、国の特別史跡・特別天然記念物の二重指定を受けている「特別史跡・特別天然記念物日光杉並木街道附並木寄進碑」という名の貴重な文化財です。
- 日光杉並木街道は、日光街道、例幣使街道、会津西街道の3つからなっており、総延長が37kmに及ぶ、日本が世界に誇る貴重な文化遺産で、世界で最も長い並木道としてギネスブックにも掲載されています。
- 日光杉並木街道の杉は、徳川家康の死去後、日光東照宮が造営された頃に、家康の家臣であった松平正綱・正信の親子2代により、20数年の歳月をかけて植えられたものです。植栽が開始された1625年から、約400年もの長い歴史が刻まれています。
パンフレット「とちぎの日光杉並木」(PDF:2,957KB)
日光杉並木の今
- 松平正綱・正信親子によって植えられた杉は約50,000本と言われていますが、昭和36年に東照宮が並木台帳を作成したときには約16,500本となっていました。また、現在は約12,000本と、ここ60年間だけで4,000本以上の杉が減少しています。
- 原因としては、杉自身の老齢化や台風などの自然災害の他、車社会の進展による通過交通量の増加や街道周辺の開発等による杉の生育環境の悪化が考えられます。
- もし、このままのペースで杉の減少が続ければ、近い将来には、現在のような見事な景観は失われてしまう恐れがあります。
街道名(距離) |
昭和36年時点 |
令和5年時点(R5.3.31現在) |
日光街道 (19.2km) |
6,767本 |
4,910本 |
例幣使街道(13.9km) |
8,458本 |
6,158本 |
会津西街道( 3.9km) |
1,254本 |
999本 |
合計 (37.0km) |
16,479本 |
12,067本 |
日光杉並木保護の方針
- 本県では、日光杉並木街道の管理団体として「日光杉並木保存活用計画」を策定し、杉並木保護に向けた様々な取り組みを行っています。
日光杉並木街道保存活用計画
保護に向けた取組
トピックス
その他
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