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ホーム > くらし・環境 > 自然・動植物 > 外来生物対策 > 栃木県内における外来種対策の取組事例等 > 優先対策種「アマゾントチカガミ」について
更新日:2021年12月6日
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水槽などでの観賞用として育てられている水草です。捨てられるなどして野外に広がりました。
[国] 重点対策外来種(生態系被害防止外来種リスト)
[県] 優先対策種(県対策方針)
分類:オモダカ目 トチカガミ科
自然分布地域:南米
生息環境等:湖沼、ため池、河川のよどみなど
県内の分布:宇都宮市内の一部の水路でのみ分布を確認しています
水面をマット状に被うことで、在来の水草と競合・駆逐するとともに、魚類、水生昆虫など水域の生態系に大きな影響をもたらします。また、水路に繁茂することで通水障害などの農業被害、治水上の障害をもたらします。
栃木県内ではまだ限定的にしか分布していないため、大きな影響は確認されていません。しかし、アマゾントチカガミは繁殖力が極めて旺盛な植物のため、生息範囲を急速拡大し、あっという間に密生することがあります。
付近には希少な植物も確認されており、今後分布が拡大すれば様々な悪影響が発生すると予想されます。
【令和4年度】
栃木県では宇都宮市や地元水利組合などのご協力のもと、市民参加型イベント「アマゾントチカガミ駆除作戦」を2回開催し、駆除活動を行いました。
参加者数:延べ55名
活動区間:宇都宮市内の水路、延長約650m
駆除量:約15.5m3
参加者からいただいた体験レポート(PDF:897KB)
(壬生町在住のイラストレーター小野恵理さんから素敵な体験レポートをいただきました!)
駆除活動により、アマゾントチカガミで覆われていた水路は元の姿を取り戻すことができましたが、取り残した個体から再び大繁殖しないよう、今後も継続的に確認作業を行っていく必要があります。
また併せて、周辺の水路でもアマゾントチカガミの分布有無を調査していく予定です。
【令和5年度】
宇都宮市や地元水利組合などのご協力のもと、令和4年度の駆除作戦にご参加いただいたボランティアの方々にもご協力いただき、駆除活動を行いました。
参加者数:延べ26名
活動区間:宇都宮市内の水路、延長約250m
今回の駆除活動では、できる限り取り残しがないよう、細かいものまで丁寧に駆除を行いました。概ね取り除くことができましたが、わずかな取り残しから繁殖しないよう、引き続き見守りが必要です。
お問い合わせ
自然環境課 自然保護担当
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電話番号:028-623-3207
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