4 栃木県ケアラー支援に関する有識者等意見交換会
県では、令和4(2022)年度に、ケアラー支援に関する施策の推進を目的として、保健・医療・福祉関係者、教育関係者、学識経験者、関係行政機関の職員及び当事者団体等の関係者等で構成する「栃木県ケアラー支援に関する有識者等意見交換会」を設置し、ケアラーの支援に関する施策の検討や推進、その他関連する必要な事項について協議をしました。
5 栃木県ケアラー支援推進協議会
県では、令和5(2023)年3月に、本県におけるケアラーへの支援(以下「ケアラー支援」という。)に関する施策の総合的かつ計画的な推進を図るため、「栃木県ケアラー支援に関する有識者等意見交換会」を拡充して、「栃木県ケアラー支援推進協議会」 を設置しました。
6「栃木県ヤングケアラー実態調査」の結果について
県では、県内の小学生、中学生、高校生等に対し、令和4(2022)年7月から8月にかけて「栃木県ヤングケアラー実態調査」を実施しました。
県では、ケアラー本人の置かれている状況を把握するとともに、相談支援機関等における対応状況等を把握し、ケアラーへの支援策を検討するための基礎資料とすることを目的として、令和5(2023)年6月から7月に「栃木県ケアラー実態調査」を実施しました。
8 ケアラー支援に向けた重点的取組のご紹介
栃木県ケアラー支援推進計画に基づき、本県として特に重点的に取り組んでいる施策「重点的取組」をご紹介します。
ケアラーが抱えるさまざまな課題に対し、その状況に応じて適切に対応するためには、複数の関係機関や多職種による連携が重要となります。
栃木県では複雑・複合的な課題を抱えるケアラーの状況を把握し、必要な支援に迅速かつ適切につなぐことができるよう、関係機関の役割および連携スキーム等を盛り込んだガイドラインを作成しました。
ケアラー支援に関わる多様な人材の育成、関係機関等の連携の強化のために、ぜひご活用ください。

●ガイドラインは、こちらからご覧いただけます(PDF:3,555KB)
○アセスメントシート(例)は、こちらからダウンロードいただけます(エクセル:17KB)
※アセスメントシート(例)は、日頃の相談支援に当たってご活用いただけます。
※日頃から使っている様式や既存のマニュアル等で示されている様式の活用も含め、実情に応じて適宜参考
にしてください。アセスメントに当たっては、客観的な状況だけでなく、本人の主観的な受け止め等を把
握することも大切です。
<参考事例>
長崎県「全世代型ケアラー支援多分野共有シート(3種)」
長崎県では、ケアラー支援に向けた多分野連携の中で活用できるツールの一つとして、以下の3種類のシートを作成・掲載しています。
・わたしを知るシート(ケアラー本人によるセルフチェックシート)
・ケアラー気づきシート
・ケアラーを知る・つながるシート
これらのシートは、ケアラーの状況に応じて、推奨対象年齢別のセルフチェックシートやアセスメントシートとして活用されています。支援の一助として、ぜひ参考にしてください。
▶長崎県「全世代型ケアラー支援多分野共有シート(3種)」掲載ページはこちらから御覧いただけます(外部サイトへリンク)
ケアラー支援普及啓発用ポスター・リーフレット
ケアラー支援に関する理解を促進し、地域社会全体でケアラーを支える気運が醸成されるよう、普及啓発用ポスター及びリーフレットを作成しました。セミナーや研修会など、様々な場面でご活用いただけます。
■ポスター

■リーフレット


ケアラー支援特設サイト「とちけあ」
ケアラーが直面する課題や、相談窓口情報、AIチャツトによる相談機能、普及啓発動画などを掲載したケアラー支援のためのWebサイトを制作しましたので、ぜひご覧ください。

【普及啓発動画】
