更新日:2023年1月20日

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警察官採用Q&A

 

警察官Q&A

Q 警察官の役割は?

A 警察法第1章第2条警察の責務に定められています。
「警察は個人の生命、身体及び財産の保護に任じ、犯罪の予防、鎮圧及び捜査、被疑者の逮捕、交通の取締その他公共の安全と秩序の維持に当たることをもってその責務とする。」

Q 警察官の身分は?

A 栃木県の地方公務員です。警察官はその中の「公安職」です。

Q 採用試験に向けてどんな勉強をすればいいのか?

A 一般的な公務員試験の勉強方法と同様、知能分野、知識分野においての択一式問題、論作文作成などの試験形式に慣れておくといいでしょう。また第二次試験で体力検査もありますので日頃から基礎体力づくりに努めておきましょう。

Q 柔道や剣道の経験のない人でも、警察官になれますか?

A 警察学校で柔道か剣道のどちらかを選択して、術科訓練の授業を受けることになります。ほとんどの人が未経験ですし、専門の教官が指導しますので心配ありません。

Q 刑事、白バイ隊員で勤務したいのですが?

A 警察学校を卒業すると、原則として、警察署の交番勤務になります。交番勤務を通じて、刑事・白バイ隊員など専門の警察官としての能力と適性があると認められれば、希望の職につく道が開かれます。

採用時教養

Q 採用後は?

A 採用されるとまず、警察官としての必要な知識や心構えを学ぶため、栃木県警察学校で規則正しい全寮制による教養を受けます。

Q 採用後の研修期間は?

A 採用時教養は、次のように4段階に分けられています。

採用区分 初任科教養
(警察学校へ入校)
職場実習
(警察署へ配属)
初任補修教養
(警察学校へ入校)
実践実習
(警察署へ配属)
合計
大卒区分 6か月 3か月 2か月 4か月 15ヶ月
高卒等区分 10か月 3か月 3か月 5か月 21ヶ月

Q 警察学校の授業は?

A 初任科では次のことを学びます。 このほかに、一般教養、OA実習のほか、山岳訓練、各種術科大会があります。また、社会人としての資質を高めるための情操教育や、初任科生とのコミュニケーションを図るためのオリエンテーション等を行っています。

科目 内容
基礎法学 憲法、警察行政法、刑法、刑事訴訟法、民法
実務 警務、生活安全、地域、捜査、鑑識、交通、警備等
術科 柔道、剣道、体育、救急法、けん銃操法等

Q 警察学校の日課は?

A 警察学校では、原則として次のような日課を送ります。

時間 日課
6時00分 起床
6時10分 日朝点呼
7時30分~ 朝食
8時30分~ ホームルーム
9時00分~10時20分 授業 1時限目
10時30分~11時50分 授業 2時限目
11時50分~ 昼食
12時50分~14時10分 授業 3時限目
14時20分~15時40分 授業 4時限目
15時55分~17時15分 授業 5時限目
17時30分~ 夕食
21時30分~ 日夕点呼
23時00分 消灯

Q 警察学校入校中の外出泊は?

A 外出泊については以下のとおりです。 

外出 土曜日・日曜日、休日のおおむね8時30分から21時30分までの間
外泊 金曜日又は休日の前日の午後5時15分から
日曜日又は休日最終日の午後9時30分までの間

ただし、入校直後の1か月間は、休日等に職場に慣れ、同期生との親交を図るため球技大会等の諸行事が予定されているので、土曜日・日曜日等の外出泊は特別な事情のない限りできません。

勤務

Q 勤務形態は?

A 警察官の仕事は内容によって、「通常勤務」、「毎日勤務」、「交替制勤務」の3種類に分かれます。
原則として、
「通常勤務」は、土曜日及び日曜日を週休日と定められている勤務で、勤務時間は8時30分から17時15分までです。1か月に1~2回程度の当直勤務があります。
「毎日勤務」は、8時30分から17時15分が勤務時間で、週休日が土曜日・日曜日に限らない勤務です。
「交替制勤務」は、当番、非番、日勤(週休)を繰り返す勤務です。週休日数は4週間につき8日です。
※当番~8時30分から翌日8時30分までの24時間勤務(休憩、仮眠時間を含む)
※非番~当番終了後の8時30分から休み

Q 休日・休暇は?

A 週休日については前述のとおりですが、このほか1年間に20日間の年次休暇や、夏期休暇、産前・産後休暇等の特別休暇があります。また、育児休業等の制度も整っています。

Q 他の都道府県警察との間で異動は?

A 警察官の採用は、都道府県ごとに行われているので、原則として他の都道府県との間の異動はありません。

Q 給与

A 学歴等により初任給が決定されます。なお、官公庁、会社などに勤務した経験のある者は一定の基準により加算されます。そのほか、通勤手当、扶養手当、期末・勤勉手当、超過勤務手当、住居手当等がそれぞれの条件によって支給されます。

(令和5年4月現在)
区分

基本給

(地域手当含む)   

大卒

226,000円

短大・専門卒

210,000円

高卒

194,000円

賞与については、民間のボーナスにあたる期末・勤勉手当が年2回支給されます。

専門卒は2年課程を想定したものです。

福利厚生

Q 独身寮や職員住宅は?

A 独身者は独身寮に、既婚者は職員住宅に入居することができます。また、アパートなどの借家に住む人は、家賃額に応じて住居手当を受給することができます。

Q 健康保険は?

A 警察官は共済組合に加入します。
そのため、加入者本人と扶養の家族が通院・入院した場合は3割(6歳未満の就学前児童2割)の自己負担で治療が受けられます。
また、警察本部には保健室があり、常勤の保健師が健康相談に応じています。

Q その他の福利厚生は?

A 住宅、医療、教育などを対象に貸付を受けることができるほか、全国に職員が利用できる保養施設があります。

昇任

努力と実力次第で昇任する道が開かれています。昇任は厳正・公平な競争試験によって決定され、努力した人は必ず報われる仕組みになっています。

  • 警視正 本部の部長、大きな警察署の署長等
    ↑選考
  • 警視 本部の課長、警察署の署長等
    ↑選考
  • 警部 本部の課長補佐、警察署の課長など
    ↑警部補の実務が、4年
  • 警部補 係長
    ↑巡査 部長の実務が、大卒者1年6ヶ月、短大卒者3年、高卒者3年
  • 巡査部長 主任
    ↑採用後、大卒者2年、短大卒者3年、高卒者4年6ヶ月
  • 巡査長 指導係員
  • 巡査 係員

採用試験案内

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  • 問い合わせ先
    • 栃木県警察本部警務部警務課人事係
      〒320-8510
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      フリーダイヤル  0120-48-6106
      電話  028-621-0110(内線2652~2655)
    • 栃木県人事委員会事務局
      〒320-8501
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