重要なお知らせ

 

閉じる

ホーム > 県政情報 > ようこそ知事室へ > 知事記者会見 > 知事記者会見目次【令和2(2020)年度】 > 令和2(2020)年9月15日(第9回知事定例記者会見)

更新日:2020年9月17日

ここから本文です。

令和2(2020)年9月15日(第9回知事定例記者会見)

この資料は、県政記者クラブとの会見内容を広報課でまとめたものです。

日時:令和2(2020)年9月15日(火曜日)午後1時30分から
場所:県庁大会議室1

(庁議結果)
1.「栃木県庁の仕事の魅力」動画の外部配信について

(話題事項)
1.大嘗祭「悠紀地方風俗歌屏風」の県立博物館での特別展示について
2.ライトアップ奥日光の実施について

(質疑事項)
1.栃木県知事選挙について
2.自民党の新総裁と新党の代表について
3.自民党の魅力について
4.自民党総裁選について
5.新型コロナウイルス感染症について(その1)
6. 「Go Toトラベル」について
7.「食品ロス削減月間」の取り組みについて
8.税収見込みについて
9.学力テストについて
10.新型コロナウイルス感染症について(その2)

(庁議結果)

 1.「栃木県庁の仕事の魅力」動画の外部配信について 

  「栃木県庁の仕事の魅力」動画外部配信についてですが、県職員の新たな人材確保の取り組みとして、「栃木県庁の仕事の魅力」について動画を作成し、外部に配信することといたしました。
  近年、職員採用試験の受験者数は減少傾向にあり、人材確保の取り組みをさらに強化していく必要がありますが、現在は、新型コロナウイルス感染症の感染拡大に伴い、大学等へのリクルート活動が困難な状況にあります。
  このような状況の中、学生等の皆さんに、栃木県庁に興味・関心を持ってもらうため、職員が実際に働いている様子や職場の雰囲気、志望動機等を伝える動画を手作りし、You Tube「栃木県チャンネル」等で広く配信することといたしました。
  本日から視聴可能ですので、ぜひとも御覧いただきまして、多くの方が県職員を目指してくれることを大いに期待しております。

(話題事項)

1.大嘗祭「悠紀地方風俗歌屏風」の県立博物館での特別展示について

  大嘗祭「悠紀地方風俗歌屏風」の県立博物館での特別展示についてでございます。
  昨年11月に天皇陛下の御即位に伴う大嘗祭が行われましたが、大嘗祭に供納される米を栽培する悠紀地方の斎田に栃木県が選ばれ、「大饗の儀」の式場では、栃木の自然や風俗を描いた「悠紀地方風俗歌屏風」が飾られるとともに、栃木の伝統芸能を参考に作られた風俗舞も披露されました。
  このような名誉を県民と分かち合うとともに、栃木県の豊かな歴史・風土などを広く県内外へ発信するため、「悠紀地方風俗歌屏風」をはじめ、大嘗祭や皇室ゆかりの品々を本県において公開できないか、宮内庁と調整してまいりましたが、このたび調整が整い、県立博物館において特別展示を行うことが決定いたしました。
  この特別展示は「令和の御大礼-悠紀地方に選ばれた栃木-」と題しまして、来年令和3年1月23日から2月23日(天皇誕生日)までの約1カ月間にわたりまして、風俗歌屏風の展示、栃木の名所や風俗が詠まれた悠紀地方の和歌の紹介のほか、栃木を訪れたときの皇族のお写真、皇室にも献上された本県ゆかりの田村耕一(人間国宝、陶芸家)や島岡達三(人間国宝、陶芸家)の作品などを展示・解説いたします。
  県民の皆様をはじめ多くの方々に御来場いただきまして、悠紀地方に選ばれ、皇室とも関わりの深い栃木県の素晴らしさを再認識していただきたいと思います。 

2.ライトアップ奥日光の実施について

  ライトアップ奥日光の実施についてでございます。
  昨年度、地元が主体となりまして、奥日光地域の冬期・夜間誘客策の目玉として、日本三名瀑の一つであります華厳ノ滝ライトアップを初めて試験的に実施し、8日間で約7,500人の来場者があったところでございます。
  今年は、華厳ノ滝ライトアップを本格実施するとともに、クラウドファンディングで資金を調達した英国・イタリア両大使館別荘記念公園に加えて、日光二荒山神社中宮祠、日光山輪王寺立木観音など複数のライトアップイベントと連携した「ライトアップ奥日光」として実施することとなります。
  イベントは、会場周遊バスや中禅寺湖遊覧船の夜間運行、さらには地元の若手が主体となったマルシェなど、地域が一体となった取り組みとなるものであります。
  手指消毒の徹底などコロナ対策にも万全を期しながら、冬期における日光国立公園への有効な誘客策となるよう、県としても、地元の取り組みを積極的に支援してまいりたいと思います。  

(質疑事項) 

1.栃木県知事選挙について

記者:11月の知事選挙に関連してお尋ねいたします。
  先日、主な国政野党が、既に無所属で立候補を表明されていらっしゃいます田野辺隆男さんを支援することを明らかにされました。このことについての知事さんの受け止めをお聞かせいただきたいと思います。

知事:知事選挙についてですが、過日の報道を拝見して、ふんどしを締め直してこの戦いを乗り切らなければならないと、強く決意をいたしました。  

2.自民党の新総裁と新党の代表について

記者:国政に関連してお尋ねいたします。
  自民党の新総裁、それから野党のいわゆる合流新党の代表の方が決まりました。それぞれへの期待や印象といったことをお聞かせいただきたいと思います。

知事:菅総裁の就任についてですが、菅総裁本人から、縦割り行政、既得権益、あしき前例主義を打ち破ると御発言がありましたので、地方創生のためにも規制の撤廃や緩和を期待したいと思っております。
  最優先は、何といっても新型コロナウイルスの感染症対策、封じ込めの先頭に立ってもらいたい。
  そして2つ目には、前段で申し上げたことでございます。例えばどんな規制があるか。農地の有効利用などについては、残念ながら岩盤規制になっているのではないかと思っておりますので、地方の望む土地利用について、国の理解を求めていきたいと思います。
  それから、合流新党「立憲民主党」ですが、枝野代表御本人が、新党の役割について、政権の選択肢になることと行政監視とおっしゃっています。私も同様に思っておりますので、政権の選択肢となり得る政党に大いに発展していってもらいたいと思います。 

3.自民党の魅力について

記者:知事さんは自民党員とお伺いしておりますが、自民党にあって、他党にはない魅力にどのようなものがあるとお考えになっていらっしゃるか、お伺いしたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。

知事:自民党の魅力ということですが、私は前身が新自由クラブなので、新自由クラブと自民党しか知りません。各々の政党には各々の魅力があると思います。だからそこから政治家がたくさん誕生しているわけでございますので、私の所属するところについて申し上げたいと思います。
  首長選挙につきましては、団体推薦というのが付いてまいりますので組織票が動くことになりますが、通常の市町村議会議員と県議会議員については、団体の推薦はほとんどありません。ついては、自らが住んでいる地域や知り合いの商店、企業などを訪問して自分の政治姿勢を述べ、また、企業の経営状態や住民の皆様方の暮らしの中での困り事を聞き取って役所につなぎながら顔をつなぐ、あるいは支持を拡大するということを、極端に言えば毎日行っていきながら、支持層イコール票を開拓していく。それが保守系の議員の皆様方の手法だと思っております。
  つきましては、社会全体が当然見やすくなる。そして、議員になっていれば議場や委員会などで地域の課題を指摘し、政策の転換を求めていくなどということにつながっていっているはずでございます。社会全体がそのことによってより見えやすくなっていると思います。結果として、努力をすれば政治家への道が開けるというのが、保守系や自民党系の土壌ではないかと思います。
  最初から推薦をもらう人はいませんので、まずは無所属で戦って、推薦がもらえるような力がつけば、もらいたければもらうという形で政治に臨んでまいりますので、最初からみんなが色が付いているわけではありません。だんだん当選を重ねていく中で政党を名乗る人も出てくるということでございます。結果として、繰り返しますが努力がかなう、それが保守系の政治家の大半ではないかと思います。

記者:どうもありがとうございました。

4.自民党総裁選について

記者:今回の総裁選に関しまして、前回の会見でも知事は党員投票が望ましいということをおっしゃっていたと思うのですが、あらためまして、今回の菅総裁が選ばれた経緯についての所感と、今後、栃木県の声をどのように反映してほしいと望んでいらっしゃいますでしょうか。

知事:予備選ではなくて党員投票で、通常のスタイルで総裁が決まっていくことが望ましかったと今も思っています。それを代替する形で予備選を栃木県も行って、44都府県でしたか、栃木県は「ドント方式」で菅候補が2票、石破候補が1票ということになりましたが、本来の姿ではないと思っております。
  しかし、選出されたわけでございますので、秋田県から神奈川県にお出になって、苦労しながら今日の椅子を射止めた方でございますので、地方の政治、地方の課題などに、より多く耳を傾けてもらいたいと思っておりますし、党役員人事で佐藤勉総務会長がいち早く総裁から指名を受けたようでございますので、栃木県の課題や国への要望などについては、さらに届きやすくなったのではないかと思っております。 

5.新型コロナウイルス感染症について(その1)

記者:新型コロナウイルスに関しまして、昨日(14日発表)の県内の感染者数が過去最多の一日当たり21人ということで、ホームパーティーという県内では新たなクラスターとなりましたが、なかなか県内も感染が完全に収束には向かっていないのかなという状況で、あらためまして、昨日の感染者数の受け止めと、今後、県民への注意喚起・呼び掛けがありましたらお願いします。

知事:残念なことに6例目のクラスターになってしまいました。
  県民・事業者が一丸となって感染防止に取り組んでいるさなかの出来事でございます。一日の感染者数が過去最大の21人、短期間で大幅に感染者数が増加したことについては、危機意識を持って臨みたいと思います。
  拡大を防ぐために、「栃木県新型コロナウイルス感染症等機動調査チーム」を安足健康福祉センターに派遣いたしました。積極的に疫学調査を行っておりますし、濃厚接触者に限らず、接触者に対して幅広く検査を実施するなどし、感染拡大防止に努めてまいります。
  今回の原因ですが、今後調査分析を進めていくことになりますが、ホームパーティーで発生した。それが子どもたち、家族にまで拡大していった。「3つの密」の回避、人と人との距離、手洗いなど手指衛生等基本的な感染防止対策の徹底があまりなされていなかったと。聞き取りの状況ではなされていなかったと。マスクもしないでカラオケを歌っていたという状況だったと聞いておりますが、残念に思います。
  あらためて、県民・事業者の皆さんにおかれましては、こうした対策がとられていないリスクの高い場所には行かない、作らないなど、徹底してもらいたい。一緒に感染拡大防止に引き続き取り組んでくれるよう、よろしくお願いいたします。 

6. 「Go Toトラベル」について

記者:先日、今まで除外されていた東京都がGo Toトラベルに追加になることが決まりました。
  東京から地理的にも栃木県は近いということで、多くの観光客が見込めるかなと思う一方、不安視する声も聞いております。
  東京発着分が追加になったことに関して、まず知事の受け止めと、今後、東京が追加になったことで、何か新たな対策だったり、取り組みをどうされていくのか教えてください。

知事:お盆期間中の休みも、東京からのお客さんが大勢、県内で宿泊や観光などをしていただきました。受け入れ側も訪問する側もおのおの注意を払って栃木県においでいただいたので、おかげさまでお盆期間中の感染の拡大は見られなかった状況にあります。
  ところで、県内の観光動態調査によりますと、宿泊客の住んでいるところはどこかといいますと、20%が東京都、埼玉県が17%、茨城県13%、神奈川県11%、千葉県9%という状況になっておりますので、県内のホテル・旅館は、特に東京を中心とする首都圏のお客様抜きには商売は順調に進まないということになります。
  ということから考えれば、Go Toトラベルで東京が対象になるのは歓迎すべきだと思います。しかし、もろ手を挙げてというわけではありません。当然今まで以上に、受け入れ側については感染防止対策に注意を払ってもらいたいと思いますし、訪ねてくる側も安易な気持ちでは来ないでもらいたいと思います。体調管理をしっかりした上で栃木においでいただいて、進みゆく秋を大いに楽しんでもらえればありがたいと思っております。 

記者:今の御発言の中の「安易な気持ち」というのは、体調管理のどういったものを指しているのでしょうか。 

知事:熱がある、異常がある、にもかかわらず、予約してしまってもったいないから行こう、こういう方は歓迎できない、来てほしくないという意味でございます。 

7.「食品ロス削減月間」の取り組みについて

記者:本日発表になりました10月から始まる「食品ロス削減月間」について。
  こちらは昨年から始まったかと思いますが、今年度、県として重点的に取り組まれる内容と、知事御自身、何か食品ロスに関して心掛けていきたいことなどがあればお伺いしたいと思います。

知事:お話がありましたように、10月を「食品ロス削減月間」としておりまして、重点的に取り組んでまいりたいと思います。
  栃木県の具体的な取り組みといたしましては、「とちキャラーズの3きり運動」を推進いたします。3きりとは何か、「食べ切り」「使いきり」「水きり」。生ごみは水きり、食材は無駄なく使いきり、料理はおいしく食べきり、この「3きり運動」を推進してまいります。
  また、新型コロナウイルス感染症の影響で生活に困窮する方からの需要が高まっておりますので、フードバンクへの活動支援などにも取り組んでまいります。
  一人一人が「食べ物を大切にする」という意識を再認識することが重要でありますことから、この月間をきっかけとしまして、食品ロスの問題をあらためて認識してもらいたいと思いますし、削減に向けた具体的な行動を、県民の皆様一人一人、あるいは家庭ごとに行ってもらえればありがたいと思います。
  私自身については、水きりはあまりしませんけれども、あまり縁がありませんので。使いきり、食べきりには当然心掛けておりますので、自分で何か飲み物・食べ物を買おうとしたときには、必要以上には買い込まない、そして求めたものは必ず食するとしておりますし、宴会などでも食べ残しが多いわけですが、なるべく腹の中に入れてください、生ごみで出すことはやめましょう、こういうことをその都度、多くの接する方々に訴えております。 

8.税収見込みについて

記者:県の財政についてお伺いしたいのですが、先日発表された9月補正予算案の中で、県税収入の減額補正では100億円のマイナス補正をされました。
  今回の新型コロナウイルスで、当初からこうした県税収入の減額は予想されてきたと思いますが、あらためて、それに対する所感と、実際に100億円のマイナスとなったことについて、額についてはどう捉えていらっしゃいますか。

知事:税収の見込みですが、今年度の税収につきましては、コロナの影響で、7月末時点での調定実績をもとにして見込んだ額を算出いたしました。そこで100億円の減額補正とすることとしたわけであります。
  今後につきましても、社会経済活動のレベルが引き上げられ、景気の持ち直しが期待される一方で、感染拡大の完全な収束が見通せないことから、景気回復は長期化すると予想されますので、さらに下振れする懸念もあると思います。
  引き続き、景気や企業の動向を注視しながら、税収の確保に努めてまいりたいと思います。

記者:今回の補正予算で、財政調整基金からの繰り入れが32億9,000万円ということで、今回の補正を受けての財政調整的基金の残高が恐らく400億円を切るぐらいの額になると思いますが、2009年にとちぎ未来開拓プログラムを策定して以降、底を突きかけた財政調整的基金が一時800億円を超えるまで回復したと思います。近年のピークからすると、ここにきて半分を切る状況になってきているということで、以前にも、今回のコロナの影響でリーマンショック以上の経済危機になるかもしれないという知事自身の発言もあったかと思いますが、あらためて、現在の本県の財政状況をどう見ていらっしゃいますか。

知事:未来開拓プログラムをやらざるを得ない状況に、環境としては近づきつつあると思っています。
  ただ、これはコロナ関連でありますので、V字回復も期待したいと思いますので、状況を見極めていく必要があると思います。施設整備を国体に向けて行ってきたということもありますが、それらが落ち着きつつありますので、今後については基金の涵養が少しずつできるのではないかと思っております。
  東京都は1兆円の財政調整基金が底を突くぐらいになってしまったわけで、そのぐらい大事態、非常事態だと思っております。基金の確保を優先して行政をやるのではなくて、県民の生活を優先して行政としては対応するということでありますので、一時基金が減っていくのはやむを得ないとは思いますが、これが長く続くということになりますと、何らかの対応をしていかなければならないと思います。

記者:ありがとうございました。 

9.学力テストについて

記者:前回の定例記者会見の場で、知事が積み残した課題と今後の県政の柱として、1つ、子どもの学力向上ということを挙げていらっしゃったと思うので、それに関連してお伺いしたいのですが。
  今からちょうど4年前、知事の3期目の最後の年ですが、全国学力テストで栃木県の子どもの学力が、小学生の算数が全国最下位で、国語も全国で40位というような成績だったと思います。そのときの報告を受けた知事の率直な感想というか危機感というか、当時どのように受け止めたのかをあらためてお聞きしたいのと、今後全国上位を目指していく必要があるとおっしゃっていましたが、上位を目指していくに当たってどういった取り組みが必要だと考えていらっしゃるか、その2点を教えてください。

知事:最下位が1回とか2回までは、そういうときもあるかもしれないなと思っていましたので、そのうち上昇に転ずるだろうと思っていましたが、残念ながら一向に変わらないということで、何とかしなければならないと。これは教育委員会が総力を挙げ、知事部局も一緒になって取り組まなければならないということで4年間やってまいりまして、おおよそ平均のところまでレベルが上がってきた。
  しかし、まだまだ不十分なわけです。25市町の状況を見れば、常に全国平均を上回っている自治体もあれば、常に下回っている自治体もある。この底上げをしていくこと。それから成績のいいところはさらに高めていくこと。両方をしていかないとさらなる高みには行けないわけですので、これからについては、各市町の全体的な底上げを、特に下位の自治体については強力なてこ入れをしていかなければならないと思っております。
  スクールソーシャルワーカーとかスクールサポーターとか学習指導員という人たちを手厚くすることも含めて、今、教育委員会と、来年度の予算の中でどこまで対応ができるかも含め検討しているところであります。元気プランには今も入っていますが、これからの次期プランの中にも盛り込んで、さらに上位を目指していきたい。
  その心は、せっかく優良企業を誘致して、社員の御家族をまとめて栃木県へお迎えしたいと思っているにも関わらず、どうも成績がよくない、ついてはお父さん1人で単身で行ってください、私たちはここに残って小中学校の子どもたちはここで教育しますよ、栃木に行くとレベルが落ちるかもしれないので。こういう会話が家庭の中でやられているとしたら、こんな悔しいことはありませんので。栃木、よかったですね、子どもたちもみんな一緒に行って、もっといい学習環境で子どもたちの芽を伸ばしてあげましょう。そういう会話をした家族を、栃木県としては企業・工場とともにお迎えしたいと思います。子どものためには当然必要だけれども、そういうことのためにも必要だと思っております。 

10.新型コロナウイルス感染症について(その2)

記者:きょう(15日)午前中ですか、市長会と町村会の連名だと思うのですが、新型コロナに関する緊急要望というものがあったと思います。
  その中で、市町への情報提供についてという項目を見ますと、県から情報が届くまでに時間を要する事案、迅速な対応を図ることが困難な事案が発生しているので、適切な情報提供を行う体制を確立してほしいというようなことで、県の情報提供体制に対する市町側のフラストレーションみたいなものが読み取れるのですが、このあたり、知事はどのように受け止めていらっしゃいますでしょうか。

知事:私も副知事もその情報はまだ入っていないので、正確にはお答えできませんけれども、情報の迅速な伝達は当然必要なことでございますので、要望の趣旨を踏まえながら、改善すべきところは改善していきたいと思います。
  これまで記者会見が夜9時以降だったものを、今は6時に繰り上げたわけですが、宇都宮市の午後の便や緊急で対応しなければならない県の検査分が出揃うのが夕方6時前後ということになりますので、それから集計しますと、宇都宮市の記者会見、栃木県庁の記者会見は8時、9時ということになってしまっていたわけです。ですから、夕方判明した分を翌日回しにするということであれば早く記者会見をすることができるようになるということで、記者クラブと協議の上、繰り上げて会見をするようにいたしましたが、その中には翌日回しになっている件数が出てきてしまっているということもあります。今までよりは市町への情報提供は早くなったのではないかと思いますが、それでもなお遅いということなら、どういうタイミングでの情報提供が可能なのか、早急に検討して答えを出していきたいと思います。

記者:ありがとうございました。 

お問い合わせ

広報課 広報担当

〒320-8501 宇都宮市塙田1-1-20 県庁舎本館3階

電話番号:028-623-2159

ファックス番号:028-623-2160

Email:kouhou@pref.tochigi.lg.jp