知事コラム「吹き竹」第105回

県民だより  vol.307(2016年8月号）掲載

～北海道栃木県人会創立60周年～

   北海道栃木県人会 創立60周年記念祝賀会が、7月7日に札幌で開催され、私も交流を深めてきた。名称も「栃木県人会北海道連合会」から「北海道栃木県人会」に改められ、新たに一歩を踏み出した。

   会に出席する前に、「北海道開拓の村」「北海道博物館」を視察し、明治44年に、谷中村（現在の栃木市）の村民など、栃木県からサロマベツ原野への入植が始まったこと、昭和36年頃まで、道内で「栃木歌舞伎」が演じられ、今もその資料が保存されていること等を教えていただいた。

   入植者の方々のこれまでの苦労は、我々には考えも及ばないことばかりだったと思う。しかし、今は、皆さん明るく北海道の大地にしっかりと根を張り、自信と誇りを持って今日を迎えている。

   今後とも、北海道栃木県人会の皆さまには、ご健勝にてさらなる活躍を念じつつ、本県と北海道の文化・産業・経済のパイプ役として、引き続きお力添えを願いたい。

   

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知事コラム「吹き竹」について 

   「吹き竹」とは、かまどなどの火に空気を送るために使う竹筒のことです。吹き竹から吹かれた息により盛んに燃え上がる炎のように、栃木県も盛り上がってもらいたいとの願いを込めて名づけています。

 

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