知事コラム「吹き竹」第168回

県民だより  vol.386(2022年12月号）掲載

 

～新しい日常の進化と順応～

  新型コロナウイルス感染症との戦いも3年目となった令和4年も暮れようとしている。

  新しい日常も進化してきた。過日出席した3年ぶりの例会の懇親会では、出席者全員が飴棒のような物を口にくわえることになった。テーブルの上には、「抗原検査スティック、変異株対応、唾液を採取して約10分で検出、精度99.4％以上」と記載された検査キットが主催者から配布されていた。

  現在では、アルコール消毒、体温測定は当然のこと。祝賀会等は、アルコール無しのお茶と菓子で行われ、食事は銘々持ち帰り。お別れの席も事前焼香のみ。最近利用した飲食店は、注文はQRコードを読み取り、スマホによるセルフオーダー（これは感染防止に加え人手不足対策でもあるらしい）。

  新しい日常は、身の回りに大きな変化をもたらした。進化はすれども、昭和中期世代には順応しにくい面もあり、戸惑うことも多い昨今となった。

  ※QRコードは(株)デンソーウェーブの登録商標です

   知事コラム「吹き竹」について

   「吹き竹」とは、かまどなどの火に空気を送るために使う竹筒のことです。吹き竹から吹かれた息により盛んに燃え上がる炎のように、栃木県も盛り上がってもらいたいとの願いを込めて名づけています。

 

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