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更新日:2010年11月30日

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足尾銅山

足尾銅山(あしおどうざん)

日光市

初期

足尾銅山は旧足尾町(現日光市)備前楯山を中心に発展した日本有数の銅山。江戸時代は幕府の直営で、明治に入ってからは政府の経営となったが、1871年(明治4年)民営に移され、1877年(明治10年)古河市兵衛の経営となった。

最盛期

明治中頃からは鉱山の近代化も進み、1887年(明治20年)には本山に火力発電所が建設された。その後も大規模な資本の投下による機械化が進み、1888年から1897年まで(明治21年から30年まで)には日本全国の銅の生産の40%近くを生産するまでに至った。一方、生産のみを追及した施設増強の結果、煙害は周囲の山々を禿げ山と化し、流出した排水は渡良瀬川下流域に甚大な被害をもたらした。

後期から閉山まで

第二次世界大戦が勃発すると、銅山は無計画に乱堀されるようになった。これにより資源は急速に枯渇し、また施設の老朽化もこれに追い打ちをかけ、1973年(昭和48年)銅山はついに閉山となった。現在は、山々に昔の緑を取り戻すための施策が着々と実を結びつつある。


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