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更新日:2010年11月30日
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日光は大正天皇がこよなく愛された避暑地であった。
皇太子時代の1896年(明治29年)、日光東照宮近くの山内御用邸で初めてひと夏を過ごされ、3年後、1キロメートル程西に田母沢御用邸が新築されて以来、天皇即位後も毎年のように田母沢御用邸を利用されるようになった。しかし、昭和天皇をはじめとする皇族の方々が静養や疎開に利用したこの御用邸も、終戦とともに国有財産となりその役目を終えた。
その後、栃木県に移管され、修復整備の上、2000年(平成12年)日光田母沢御用邸記念公園となり、2003年(平成15年)には国の重要文化財に指定された。
大正天皇が皇太子時代に栃木県令・三島通庸が自らの別荘を献上したもの。
以来多くの皇族が利用されたが、1946年(昭和21年)宮内庁から厚生省に貸下され、1964年(昭和39年)に国立塩原視力障害センターとして改築された。この時、新御座所のみは原型のまま移築され、記念館として保存されている。
那須町にある那須御用邸は、昭和天皇がこよなく愛された御用邸で、植物学者でもあった昭和天皇は付近一帯の植物をお調べになり、他の学者達とともに『那須の植物』『那須の植物誌』等を御出版された。
現在でも、今上天皇や他の皇族の方々が那須御用邸を頻繁に利用されている。
県内の皇室関係施設としては、上記の他に御料牧場がある。新東京国際空港建設にあたり、1969年(昭和44年)に成田市から高根沢町に移転されたもので、現在は芳賀町にまたがる252ヘクタールの広大な牧草地を形成している。
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