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更新日:2010年11月30日
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那須野が原は、那珂川と箒川に挟まれた扇状地で水のない広漠とした原野だったが、明治政府の殖産興業政策の下に本格的な開拓が始められ、印南丈作・矢板武らによる那須開墾社のほか、明治の元勲による大農場が生まれた。
1885年(明治18年)には、印南丈作や矢板武らにより、安積疏水(福島県)・琵琶湖疏水(滋賀県・京都府)とともに日本三大疏水の一つの那須疏水も開かれ、開拓は急速に進展した。
順調に進んだように見える那須野が原の開拓だが、実際のところ原野の開拓に費やされた労力は並大抵のものではなく、特に那須野が原の大地は、山からの砂礫と火山灰でできていたため、その作業は石を一つずつ取り除くことから始められた。こうして集められた石の山は『石ぐら』と呼ばれ、現在も那須野が原の各地に残されている。
その後、昭和に入ってからは、1966年(昭和41年)より国による那須野が原開拓建設事業が行われ、今日の那須野が原は大規模稲作地帯になっている。
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