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更新日:2015年10月10日

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あかちゃんすくすくQ&A【医療】

よくある質問Q&A

赤ちゃんすくすくQ&A 【医療】

 

  【下痢】 4か月の子。うんちがずっとやわらかいままです。どのような時を下痢というのかよくわかりません。また、家庭ではどのようなことに注意すればよいですか。

 

 赤ちゃんの便は水分が多くやわらかいのが普通です。回数も新生児期には1日に10回を越えることもあり、その後徐々に減ってきます。

 下痢かどうか見分けるには、軟らかさや回数よりも、便の状態や他の症状を観察することが大切です。便の状態は、卵黄色から黄緑色の便で、甘酸っぱいようなにおいでいくぶん悪臭。離乳期になると食物の色がそのまま出ることがありますから、色が異様な時には食べさせた物を思い出して下さい。においは大人の便に近づいてきます。腐ったような鼻をさすような悪臭のある時は要注意です。

 また、水のような便が1日10回以上出る粘液が混じる便に血が混ざっているコールタールのようなまっ黒い便白あるいは灰白色の便の時は、医師の診察を受けることが必要です。そして下痢以外の症状、例えばぐったりしている、熱がある、嘔吐を伴っている、体を「く」の字に曲げて泣くなどの時にも早目に医療機関を受診しましょう。

 下痢のようでも食欲もあり、機嫌よく元気でいつもと変わりなければ心配はいりません。

 

 次に家庭看護ですが、おしりがただれやすくなりますから、オムツ換えのたびにおしりをきれいに拭いてあげます。おしりだけを洗ってあげるのもよいでしょう。

 下痢をしていると水分が失われ「脱水」になりやすいので予防が必要です。いつものミルクだけではなく、湯ざましやイオン飲料などの水分を飲ませるようにしましょう。母乳は欲しがるだけ与えてかまいません。離乳食は、原則としてストップします。

 回復したら開始の時に戻し、便の状態と食欲をみながら進めていきます。その点などは、主治医の指示に従って下さい。

 

 

 

 【発熱】 1歳2か月の男の子。昨日から38度を超える熱が続いています。機嫌は良く食欲もあるのですが、熱が高いので脳に障害が出ないかと心配です。先程、かかり付けの小児科で風邪ということで飲み薬をいただきました。熱があるときは、家でどのようなことに注意すればよいですか。 

 

 赤ちゃんや子どもの発熱の原因はウイルスや細菌による感染症が最も多く、体は熱が上がることで免疫をつくり、ウイルスや細菌と闘っています。

 このお子さんのように機嫌も良く食欲もあり水分も良く取っているようなら、それほど心配はいりません。高熱イコール脳の障害と心配なさる方も多いようですが、人の体には熱が上がり過ぎないように調節する働きがあるので、自分の体を壊すほどの高熱を出すことはめったにありません。

 しかし、体温が上がると体から逃げる水分が増え、特に小さいお子さんの場合は、体の水分が少なくなる 「脱水」 になりやすいので予防が必要です。熱の高いときは、いつものミルクだけでなく湯冷ましや麦茶などの水分を少しずつ何回にも分けて飲ませるようにしましょう。おしっこの回数や量は減っていないか、口の中の粘膜や唇は乾いていないかなど、脱水の兆候にも注意しましょう。
 高い熱のあるときには家の中で静かに過ごすようにします。脇の下や首など大きな血管が通っているところをタオルでくるんだ保冷剤などで冷やすことは、熱を下げる効果があります。水枕や冷却シートを使用することも気分を良くする効果があるようです。

 反対に、汗をかかせようと厚着させたり必要以上に体を温めたりすることは、熱がこもってしまうので逆効果です。また、熱が高いと食欲がなくなるのでお母さんは心配になりますが、数日から1週間くらいなら、食欲が落ちても水分がとれていれば大丈夫です。離乳食なら1段階前に戻したり、口当たりが良く消化の良いものを与えるようにしましょう。
 普通の風邪なら原則として解熱剤を使う必要はないのですが、熱性痙攣(けいれん)を起こしたことがある場合や熱で元気のないときなどは、医師の指示によって使用する場合もあります。もし、5日以上も高熱が続く場合や、顔色や機嫌が悪く、苦しそうな場合はすぐ受診しましょう。

 

 

 

 【むし歯】 1歳8か月の男の子。歯の表面が白く濁ったように見えるところがあります。これは虫歯になりかけているのでしょうか。

 

 白く濁っているときは初期の虫歯が疑われますが、歯の色は均一ではないので見分けるのは難しいと思います。判断がつきにくい時は、小児歯科を受診して下さい。
 虫歯には、速く進行する急性型と、比較的ゆっくり進行する慢性型があります。白濁するのは急性型で、進行するにしたがって白濁から黄色、茶色と変化していきます。これに対して黒い虫歯は、白濁しているものよりも進行が遅く黒いままです。いずれにせよ虫歯の進行は意外に速いものです。とくに乳歯は、永久歯に比べてエナメル質や象牙質が弱く、虫歯菌の作る酸に溶けやすい性質があります。また虫歯は、「う蝕円錐」といってピラミッド形に侵食していきます。ですから表面は小さく見えても歯の内部は広がっている可能性があります。小さい虫歯だから大丈夫、と油断せずに、見つけたらすぐに治療を受けましょう。

 

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