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更新日:2015年10月10日

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あかちゃんすくすくQ&A【事故】

よくある質問Q&A

あかちゃんすくすくQ&A【事故】

 

 

 一人歩きができるようになった1歳3か月の男の子。頭から玄関のたたきに落ちてしまいました。すぐに泣き、その後はおでこにこぶができただけで本人はけろりとしていますが、大丈夫でしょうか。

 

 

 乳幼児は、体に比べて頭が大きくバランスが悪いので、転びやすく頭を打つ率が高いといえます。頭を打った場合で問題になるのは、受傷直後に中枢神経症状があるかどうかです。「ぐったりとして泣かない」「呼び掛けに対し反応がはっきりしない」といった意識障害はもちろんですが、「嘔吐する」「顔色が悪くなる」「けいれんを起こす」といった症状が現れた場合には、早急に脳神経外科の受診が必要です。

 中枢神経症状を伴う場合には『脳震盪(のうしんとう)』のように数時間で意識が回復する軽症なものもありますが、徐々に脳出血を生じる『硬膜下血腫』などの場合があり慎重な経過観察が必要になります。
 一方、相談者のように受傷直後に中枢神経症状はなく、頭のこぶや擦り傷だけで大泣きした場合であっても、中には、後日それが原因で脳内出血を生じる場合もありますので、24~48時間受傷後の観察は必要です。念のため、受傷当日は入浴を控えた方が良いでしょう。
 こぶや傷の手当ての方法についてですが、こぶは皮下出血ですから、ぶつけた直後は、氷水などで冷やして出血の広がりを抑えることが大切です。広がりが止まれば、後は自然に周りの組織へ吸収されますので、冷やす必要はありません。頭の傷は、擦り傷程度なら消毒だけでも良いと思いますが、切り傷で出血がある場合は、その部分の毛髪を短く切り、消毒し、清潔なガーゼで傷を保護することが必要です。
 いろいろな処置を行っても、排泄されない場合は、かかりつけの小児科医に相談することをお勧めします。

 

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