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更新日:2026年2月6日

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総合防除(IPM)関連技術

総合防除とは

  • 病害虫の予防、判断、防除のプロセスにおいて、耕種的・物理的・生物的・化学的防除などの多様な手法を組み合わせることで、環境負荷を軽減し、化学農薬を適正に使用しつつ、病害虫や雑草の発生を経済的な被害が生じるレベル以下に抑制する手法です (農林水産省HPより)

防除体系と、栃木県農業総合センターの技術

  • 品目ごとに防除体系を例示しました。本センターで研究・開発した技術(表中の色つき文字)については、クリックすると、具体的な資料を見ることができます。(※他の作目も含め、順次掲載予定です)
  • 実際の防除にあたっては、ほ場の状況に応じ適切にご対応ください。ご不明な点は当センターや最寄りの農業振興事務所にご相談ください。

いちご

時期/作業 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月
管理作業 育苗 親株定植   採苗                
本圃 収穫→ 片付け
蒸し込み
土壌診断
畝上げ、
土壌消毒
定植   収穫→
 保温開始
時期ごとの病害虫対策

炭疽病

(育苗)

健全苗の使用 雨よけ、底面給水、株元灌水  
薬剤防除、発病株の除去  

炭疽病

(本圃)

tanso

  土壌消毒 発病株の除去(嫌気的発酵処理)、薬剤防除

萎黄病

iou

健全苗の使用(育苗) 発病株の除去
薬剤防除(育苗期の灌注処理)
土壌消毒 発病株の除去(嫌気的発酵処理)

灰色かび病

haikabi

薬剤防除、発病部位の除去、微生物製剤の使用

うどんこ病

udonko

発生状況に応じ薬剤防除
 

UV-Bランプの照射

アザミウマ類

azamiuma

 

定植時の薬剤灌注、天敵製剤(ククメリスカブリダニ)活用(PDF:573KB)

発生状況に応じ薬剤防除

アブラムシ類

aburamusi

  定植時の粒剤施用または薬剤灌注   天敵製剤(コレマンアブラバチ)活用
発生状況に応じ薬剤防除(気門封鎖剤の活用)

コナジラミ類

  天敵製剤(スワルスキーカブリダニ)
ラノーテープの活用     
発生状況に応じ薬剤防除(気門封鎖剤の活用)

ハダニ類

hadani

天敵製剤(ミヤコカブリダニ) 苗の炭酸ガス処理

定植時の薬剤灌注
天敵製剤(ミヤコ/チリカブリダニ)、追加放飼 

発生状況に応じ薬剤防除(気門封鎖剤の活用)

ヨトウムシ類

yotou

開口部の防虫ネットの設置、黄色灯や緑色灯の夜間点灯

定植時の薬剤灌注、発生状況に応じ薬剤防除

※画像出典:栃木県農業総合研究センター 病害虫技術情報 病害虫小冊子「いちごの主要な病害虫」

ほか、以下の予防対策に努めましょう

  1. ほ場の排水を良好に保つ
  2. ほ場内及びその周辺の雑草の防除と、いちご以外の不要な草花や観葉植物等をハウス内に持ち込まない
  3. 換気や風通しを良くする. 茎葉の過繁茂を避けるため、摘葉を実施する 
  4. 窒素過多を避ける
  5. 作物残さを適切に処分する
  6. マルチの敷設により、 果実が地表面に接触しないようにする
  7. 防虫ネット、光反射マルチ等の活用により、害虫の施設内への侵入を防止する
  8. 発生予察情報を参考に、ほ場の見回りや有色粘着シートの活用等による早期発見に努め、発生初期に薬剤散布等を実施する

薬剤防除を実施する際は、以下に留意しましょう

  1. 各薬剤の登録内容を厳守する
  2. 化学農薬を使用する場合には、異なる RAC コードの薬剤をローテーション散布する
  3. 地域内で薬剤耐性が確認されている薬剤は当該地域では使用を避ける

お問い合わせ

農業総合研究センター 研究開発部 病理昆虫研究室

〒320-0002 宇都宮市瓦谷町1080

電話番号:028-665-7149

ファックス番号:028-665-1759

Email:nougyou-s@pref.tochigi.lg.jp

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