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更新日:2017年2月23日

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平成25年度事業概要

はじめに

県央地域の家畜衛生の推進につきましては、日頃から御理解と御協力をいただき、厚くお礼申し上げます。平成25年度、管内では牛のヨーネ病(1頭)と蜜蜂の腐蛆病(4群)の摘発はあったものの、大きな家畜伝染病の発生はなく、家畜衛生の面では昨年度同様概ね平穏な1年でした。
東日本大震災とそれに伴う東京電力福島第一原子力発電所の事故から3年が経過しました。放射性物質の影響は、一部山野草やきのこ類では残っているものの、ほとんどの農産物では全く問題の無い状況です。しかし、本県牛肉への国の出荷制限は続いており、当所でも県内生産牛肉の放射性物質検査を継続しております。リスクコミュニケーションの問題として消費者の皆さんへの働き掛けも続けていますが、短期間で解決できるものではなく、今後とも努力するとともに各種検査を通じて安全な畜産物の生産に貢献したいと考えております。
家畜衛生分野では、国内での口蹄疫や高病原性鳥インフルエンザ(HPAI)の発生はありませんでしたが、依然として近隣諸国での発生の通報が続いています。これらの国々は、我が国と人や物の交流が盛んであることから、口蹄疫の侵入や渡り鳥によるHPAIの持ち込みが危惧されています。こうした状況に対応するため、「発生の予防」、「早期の発見・通報」、「迅速・的確な初動対応」の観点から、農家の皆さまには飼養衛生管理基準の遵守と異常畜の早期通報をお願いし、また農業振興事務所を中心に関係機関と連携して防疫体制の強化に努めてきました。今後とも御協力をお願いいたします。
そのような中、近年中国で再興後アメリカに侵入し、大きな被害を出していた豚流行性下痢(PED)が、昨年後半我が国でも発生しました。被害は南九州が中心でしたが本年2月頃から全国に拡大しつつあり、3月末現在17県に及んでいます。家畜伝染病予防法に規定する届出伝染病であり、いわゆる法定伝染病発生の際のような法的防疫措置をとることはできないため、対策が難しいのが現状です。農家の皆さんへの情報提供と注意喚起に努めていくことにしています。
ここに平成25年度事業概要を取りまとめましたので、御高覧いただき、参考にしていただければ幸いです。


平成26年4月

栃木県県央家畜保健衛生所 

所長 平井清司

 

目次

県央家畜保健衛生所の概要

平成25年度事業実施状況

家畜伝染病予防事業

家畜衛生対策事業

動物薬事監視業務

その他の事業

家畜衛生研究部の検査・調査(PDF:138KB)

  • 病性鑑定
  • 家畜伝染病抗体等調査事業成績
  • 牛海綿状脳症(BSE)サーベイランスの成績
  • 高病原性鳥インフルエンザモニタリングの成績
  • 動物由来感染症監視体制整備
  • 診断予防技術向上対策
  • 畜産物安全性確保対策成績
  • ビタミン検査成績

 試験研究

 第55回栃木県家畜保健衛生業績発表会演題

参考資料

お問い合わせ

県央家畜保健衛生所

〒321-0905 宇都宮市平出工業団地6-8

電話番号:028-689-1200

ファックス番号:028-689-1279

Email:kenou-khe@pref.tochigi.lg.jp

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