
4 騒音・振動・悪臭の防止
1 騒音・振動・悪臭の状況
1 騒音の状況
- 一般地域(道路に面する地域以外の地域)について、県内40地点で調査した結果、昼夜とも環境基準を達成したのは33地点、82.5%(18年度は78.9%)でした。
- 道路に面する地域について、自動車騒音の常時監視を行った結果、環境基準の達成率は88.2%(同86.5%)でした。
- 新幹線鉄道騒音については、沿線16地点で調査した結果、すべての地点で環境基準は達成されませんでした。
2 振動の状況
- 道路交通振動について、国道・県道等の12地点で調査した結果、すべての地点で限度を下回りました。
- 新幹線鉄道振動は、沿線8地点で調査した結果、指針値を超えた地点はありませんでした。
騒音の大きさの例![]() クリックで拡大します |
振動の大きさの例![]() クリックで拡大します |
騒音に関する環境基準地域の類型や時間帯の区分ごとに定められています。 |
道路交通振動の限度道路交通振動の限度について、区域と時間の区分ごとに定められています。 |
3 悪臭の状況
2 騒音・振動・悪臭防止対策
1 騒音・振動対策の推進
- 工場などから発生する騒音・振動については、「騒音規制法」「振動規制法」に加え、「栃木県生活環境の保全等に関する条例」により規制を行っています。
- 高速自動車道や東北新幹線に関する騒音については、関係都県や市町村と連携して、管理者に対して騒音低減対策を要請しています。
- 近隣騒音については、商業宣伝を目的とする拡声機の使用や、飲食店、娯楽場等の深夜営業騒音の規制を行っています。
2 悪臭防止対策の推進
- 悪臭については、「悪臭防止法」等に基づき、工場・事業場から発生するにおいのうち、アンモニアなどの22物質の特定悪臭物質について地域を指定して規制を行っています。
- 家畜排せつ物を適正に処理することにより悪臭の発生を低減することができることから、処理施設や機械整備に対する支援を行っています。
3 良好な音・かおり風景の保全
- 無駄な音、迷惑がられる音である騒音を低減し、好ましい音環境を実現しようとする取組として、環境省で「残したい“日本の音風景100選”」を認定しており、県内では「大平山あじさい坂の雨蛙(栃木市)」が選ばれています。
- 良好なかおりとその源となる自然や文化を保全・創出しようとする地域の取組を支援するため、環境省で「かおり風景100選」を認定しており、「今市竜蔵寺の藤と線香(日光市)」、「日光霧降高原のニッコウキスゲ(日光市)」及び「那須八幡のツツジ(那須町)」が選ばれています。