重要なお知らせ
ホーム > 県政情報 > 庁舎・組織の案内 > 教育委員会事務局 > 塩谷南那須教育事務所 > 令和5年度事務所主催研修会の様子 > 令和7(2025)年度塩谷南那須地区中堅教諭等資質向上研修
更新日:2025年10月29日
ここから本文です。
日時:令和7(2025)年8月7日(木曜日) 9:00~11:55
会場:塩谷庁舎4階401会議室
対象:中堅教諭等
道徳の授業づくりをテーマに、講話と研究協議を実施しました。
全体研修の1つ目として、所長より講話がありました。講話では、「教職員として10年が過ぎた今、感じることは何か」「慢心はないか」「丁寧さに欠けていないか」を考えることや、「いろんなことにチャレンジできる頃」であるという話がありました。また、心がけてほしいこととして、「さらなる教師力の向上」「専門分野をつくる・磨く」「視野を広くしていくことで学校経営に参画する」という内容について伝えられました。参加者は、改めてミドルリーダーとしての心構え等を再確認することができました。
全体研修の2つ目として、道徳の授業づくりについて講話がありました。「「教え育てる道徳教育」の推進」、「道徳科の目標と内容」、「道徳科の授業づくり」、「道徳科の評価」など、授業を行う上で考慮すべき内容を確認しました。参加者からは、「授業を考える上で、指導観を明確にすることが大切だということが再確認できた。」「ぶれないねらいをもって指導していこうと思った。」「ねらいに迫るため、資料分析、発問の工夫が大切であることを学んだ。」「何のために書かせるのか、何のために考えるのかを明確にして授業実践をしていくことが大切だと再確認した。」などの感想がありました。
【協議内容】
児童生徒が道徳的価値の理解を基に、自己を見つめ、物事を広い視野から多面的・多角的に考え、自己(人間として)の生き方についての考えを深めるための、授業づくりについて協議しました。事前に設定した児童・生徒の実態からねらいを考え、班別に指導案(略案)を作成しました。(中心発問、補助発問等の工夫)
同校種の参加者と、事前に指定された教材(内容項目:友情、信頼)を使用して授業を行う場合の指導案づくりを行いました。視点としては、「児童生徒の実態から指導の重点を明確にし、中心発問から考えること」「中心発問、基本発問、補助発問の設定の仕方」「導入の工夫、終末の工夫」と、どの班も活発な協議が行われていました。
参加者の振り返りからは、「他の班の方々の考えを共有することができ、参考になった。」「様々な導入の仕方について知ることができた。」「班によって、大切にしたいことが異なることから中心発問が変わり、考え方によって様々な授業展開が生まれることが分かった。」「今回学んだことを生かして、自分の学級でも授業計画を早く作りたいと思った。」「教材観や価値観を意識してねらいを考えていきたい。」「普段一人で考えている授業を先生方と意見を出し合いながら作っていくことで、見えていなかったことや考えられていなかったことに気付かせてもらえた。」「まずは自分が、多面的・多角的に見たり考えたりしたい。」などの感想が挙げられました。中堅教諭の今後の活躍が期待できる、研修となりました。


お問い合わせ
塩谷南那須教育事務所
〒329-2163 矢板市鹿島町20-22 塩谷庁舎
電話番号:0287-43-0176
ファックス番号:0287-43-0535