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ホーム > くらし・環境 > 自然・動植物 > 外来生物対策 > 栃木県内における外来種対策の取組事例等 > 特定外来生物「セアカゴケグモ・ハイイロゴケグモ」にご注意ください!
更新日:2018年5月24日
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令和3(2021)年8月、特定外来生物であるセアカゴケグモが那須烏山市内で発見されました。県内では、平成26(2014)年に鹿沼市、平成30(2018)年に宇都宮市と足利市で発見されて以来4例目です。
これまでの確認例と同様、今回那須烏山市内で発見されたセアカゴケグモはすでに殺処分されています。また、県が周辺を調査したところ、この他にセアカゴケグモの生息は確認されませんでしたが、念のため経過観察を行う予定です。
【セアカゴケグモ】
成熟したメスの体長は約0.7~1cmで、全体が光沢のある黒色、腹部と背面に目立った赤色の縦条(縦方向に帯状の模様)があります。
【ハイイロゴケグモ】
成熟したメスの体長は約0.7~1cmで、色彩はさまざまです。
どちらのクモも攻撃性はありませんが、毒グモであり、触ると咬まれることがあります。日本での咬傷例は主に6月~10月に報告されています。 咬まれると強い痛みが生じ、悪化すると全身症状(吐き気、腹痛等)が現れることもあります。
プランターの底、エアコン室外機の裏、庭に置いた靴の中など日当たりの良い暖かい場所にある物陰やすき間に営巣します。
屋外に置かれていた傘、衣服、おもちゃ等に付着して、屋内に持ち込まれる可能性があります。
セアカゴケグモ・ハイイロゴケグモは強い毒を持っていますが、攻撃性は高くなく、素手で触らない限り咬まれることはないと言われています。見つけても、素手で捕まえたり、さわらないように気をつけてください。
屋外で作業する場合には、手袋を着用することが予防となります。
なお、セアカゴケグモ・ハイイロゴケグモは、令和2(2020)年7月現在、45都道府県で確認されていますが、これはコンテナなどの貨物、建築資材、自動車などに営巣したものが人為的に運ばれたためと考えられています。
栃木県内ではまだ単発的な確認のみであり、定着はしていませんが、大阪府、三重県、兵庫県、和歌山県、奈良県では定着が確認されています※ので、これらの地域から資材等を持ち込んだ際には、特に注意が必要です。
※環境省ウェブサイトより(環境省>日本の外来種対策>特定外来生物の解説>セアカゴケグモ(外部サイトへリンク))
駆除する場合は、家庭用殺虫剤(ピレスロイド系)を用いるほか、熱湯をかける、靴で踏みつぶす等の物理的な方法でもかまいません。
※ピレスロイド系は、一般的に多くの殺虫剤に使われている成分です。ご購入の際は、クモ用、不快害虫用などの殺虫剤をお探しください。
咬まれたときは、医療機関を受診してください。
セアカゴケグモ・ハイイロゴケグモにご注意ください!(環境省)(外部サイトへリンク)
疑わしいクモを発見した場合には、下記相談窓口まで御連絡ください。
相談窓口 |
所在地 |
電話番号 |
管轄区域 |
県西環境森林事務所 | 日光市瀬川51-9 | 0288-21-1178 | 鹿沼市、日光市 |
県東環境森林事務所 | 真岡市荒町116-1 芳賀庁舎 | 0285-81-9001 | 宇都宮市、真岡市、上三川町、益子町、茂木町、市貝町、芳賀町 |
県北環境森林事務所 | 大田原市中央1-9-9 那須庁舎 | 0287-23-6363 | 大田原市、那須塩原市、那須烏山市、那須町、那珂川町 |
県南環境森林事務所 | 佐野市堀米町607 安蘇庁舎 | 0283-23-1441 | 足利市、栃木市、佐野市、小山市、下野市、壬生町、野木町 |
矢板森林管理事務所 | 矢板市鹿島町20-22 塩谷庁舎 | 0287-43-0427 | 矢板市、さくら市、塩谷町、高根沢町 |
自然環境課 | 宇都宮市塙田1-1-20 | 028-623-3207 |
お問い合わせ
自然環境課 自然保護担当
〒320-8501 宇都宮市塙田1-1-20 県庁舎本館12階
電話番号:028-623-3207
ファックス番号:028-623-3259