知事コラム「吹き竹」第7回

第7回   県民だよりvol.186（2007年2月号）掲載

 

   県立日光高校は今年度をもってその歴史を閉じ、足尾高校との統合校「日光明峰高校」に生まれ変わる。

   7年ぶりに本県開催となった全国高校総体(1月21日～25日)で選手宣誓をしたのは日光高校スピードスケート部主将の襲田君(3年生)だ。小来川の自宅から学校までは片道20km、自転車で70分。3年間の通学でペダルを漕ぐ間、クマに遭うのはしょっちゅうで、最近では昨秋10月頃とのこと。

   小学校に入る前から田んぼのスケート場(天然リンク)で滑り始め、4年生頃から本格的にスピードスケートに打ち込んだそうだ。この総体で彼は「冬」を燃焼し尽くしたにちがいない。

   襲田君をはじめ、県内で卒業式を迎える学生諸君。新たな人生の歩みに立ちはだかる「クマ」に負けるな！！

 

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知事コラム「吹き竹」について

  「吹き竹」とは、かまどなどの火に空気を送るために使う竹筒のことです。吹き竹から吹かれた息により盛んに燃え上がる炎のように、栃木県も盛り上がってもらいたいとの願いを込めて名づけています。

 

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