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ブナの葉     馬頭最終処分場
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◆馬頭最終処分場基本計画

6.馬頭最終処分場の多重安全システム(馬頭モデル)

馬頭最終処分場の多重安全システム 〜全国のモデルとなる多重安全システムを構築
 馬頭最終処分場では、多重安全システムの考え方を取り入れ、ハード面・ソフト面において幾重にも安全対策を施します。施設、設備面(ハード)を多重安全構造とするだけでなく、管理運営面(ソフト)の安全対策を融合させることにより、より安全で安心できる最終処分場とすることを目指します。
ゾーニング計画図
−多重安全システムとは−

 多重安全システムとは、一つの安全機能が何らかのトラブルにより機能しなくなっても、第二、第三の安全機能(フェールセーフ、バックアップ機能)が働き、システムの安全性を維持するものです。


馬頭最終処分場の多重安全システムの取り組み例

1 搬入業者の事前審査で
■埋め立て基準外の廃棄物は混入していないか?
(対策) 搬入業者との契約時における検査証明書のチェックの徹底

2 廃棄物の運搬時には
■運搬車両の通行による周辺環境への影響は?
(対策) @積載物はシートでカバーし、飛散を防ぐ
A適正な運搬車両の運行規則(ルート、時間、台数)の設定と運転者への教育

3 廃棄物の搬入時には
■有害廃棄物は混入していないか? 埋め立て基準外の廃棄物が混入していないか?
(対策) @搬入される廃棄物の排出元、種類、性状、などを搬入伝票(マニフェスト)でチェックする体制の整備
A運搬車両の中身をチェックする目視検査や廃棄物を広げて監視員がチェックする展開検査などの実施

4 廃棄物のの埋立時には
■埋立地から粉じんが飛散しないか? 悪臭、害虫等が発生しないか?
(対策) @埋立作業の制限(風が強い時には作業を行わないなど)
A覆土
■遮水工が破損しないか?漏水しないか?
(対策) フェールセーフ、バックアップ機能を備えた遮水システム(遮水シート破損検知装置の設置、漏水検知集排水管の設置、ベントナイト改良土の設置、自己修復システム)の採用
■浸出水処理は正常か?
(対策) @高度処理工程(活性炭吸着処理、重金属キレート吸着処理、逆浸透膜処理)の採用
A施設異常時には再処理を行う
B処理水質のリアルタイム監視の実施
■施設の機能が損なわれないか?
(対策) 遮水シートや浸出水処理施設機器などの日常点検の実施

5 その他の取り組み
○関係者に対する安全教育など ○自然環境保全措置の事後モニタリング ○環境モニタリングと情報公開 ○住民監視システムの導入 ○リスク管理マニュアルの作成



  処分場基本計画   1.馬頭最終処分場の基本方針
  2.馬頭最終処分場の計画概
  3.馬頭最終処分場のゾーニング計画
  4.事業の流れ
  5.馬頭最終処分場の施設配置と役割
  6.馬頭最終処分場の多重安全システム(馬頭モデル)
    (1)遮水システム
    (2)浸出水処理システム
    (3)住民監視システム
  7.馬頭最終処分場の環境保全計画
  不法投棄物撤去計画   1.不法投棄物撤去の基本方針
  2.不法投棄物の概要
  3.不法投棄物撤去事業



「馬頭最終処分場」に関するお問い合わせ先

〒320-8501 宇都宮市塙田1-1-20
 栃木県 環境森林部     
     馬頭処分場整備室
TEL 028-623-3227 FAX 028-623-3182
E-mail bato@pref.tochigi.lg.jp