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ブナの葉     馬頭最終処分場
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◆馬頭最終処分場基本計画

6.馬頭最終処分場の多重安全システム(馬頭モデル)

多重安全システム@ 遮水システム
 最終処分場では、廃棄物に触れた水(浸出水)が地下水や川などに流れ出さないようにするための遮水を行います。

 馬頭最終処分場の遮水システムは、二重遮水構造(国の構造基準)に加え、ベントナイト改良土などの多重のバックアップ設備を備えた、万が一のリスク(遮水システムの破損)に対応できる「馬頭式遮水システム」です。

遮水システム法面図
遮水構造イメージ (遮水構造イメージ)
遮水システム底盤図


   遮水システムのポイント

ポイント@ 安全な埋立管理の実施と遮水工保護層の強化
 埋立作業中に人為的な原因で遮水シートが破損しないよう、安全な埋立管理を行うとともに、埋立作業中に万が一にも遮水シートが破損しないように、底盤の保護土を規定(50cm)以上の厚さ(100cm)にする安全対策を行います。

ポイントA 地下水の変動への対応
 地下水の変動による遮水工への影響を回避するために地下水集排水管を埋立地底盤の下部に設置します。

ポイントB 浸出水内部貯留の回避
 埋立地内に浸出水が貯留しないように、浸出水貯留槽の大きさを十分に確保します。

ポイントC 国の構造基準を上回る遮水構造
 2重遮水シート構造(国の構造基準)に加えて、多重のバックアップ設備を備えた多層の遮水構造を採用します。

ポイントD 遮水シート破損検知システム+遮水シート修復システムの導入
 フェールセーフ、バックアップ機能として遮水シートが破損していないかを監視する遮水シート破損検知システムを設置し、万が一、遮水シートが破損した場合でも自己修復できるシステムを導入します。

ポイントE ベントナイト改良土層+漏水検知集排水管の設置
 底盤には、バックアップ機能として不透水性のベントナイト改良土と漏水を検知できる集排水管を敷設します。万が一、遮水シートが破損した場合でもベントナイト改良土層で漏水は止まり、集排水管で浸出水を集水・処理できます。また、その間に遮水シートの修復が可能です。

ポイントF 水質モニタリング
 周辺地下水と河川水の水質モニタリングを実施し、遮水システムを常時監視します。



  処分場基本計画   1.馬頭最終処分場の基本方針
  2.馬頭最終処分場の計画概
  3.馬頭最終処分場のゾーニング計画
  4.事業の流れ
  5.馬頭最終処分場の施設配置と役割
  6.馬頭最終処分場の多重安全システム(馬頭モデル)
    (1)遮水システム
    (2)浸出水処理システム
    (3)住民監視システム
  7.馬頭最終処分場の環境保全計画
  不法投棄物撤去計画   1.不法投棄物撤去の基本方針
  2.不法投棄物の概要
  3.不法投棄物撤去事業



「馬頭最終処分場」に関するお問い合わせ先

〒320-8501 宇都宮市塙田1-1-20
 栃木県 環境森林部     
     馬頭処分場整備室
TEL 028-623-3227 FAX 028-623-3182
E-mail bato@pref.tochigi.lg.jp