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更新日:2016年4月1日
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野生鳥獣の多くは寿命がつきる前に、自然の中でケガや病気、あるいはほかの生き物に食べられて命を落とすことがあります。
そして、落とした命がほかの生き物の食べ物となり、次の命を育てる力になります。これは、命が命をつなぐ、自然のしくみなのです。
傷ついた野生鳥獣を「かわいそう」、「助けてあげたい」と思う気持ちはとても大切です。でも、ちょっと立ち止まって考えてみてください。
野生鳥獣は、空を自由に飛んだり、森の中を駆け回ったり 、自然の中でのびのびと暮らしています。ケガをしても、自然の中で回復する力を持っています。
人が触れたり捕まえようとすると、大きなストレスとなり、そのことが原因で死んでしまうことがあります。
まずはそっと見守ることが大切です。
車にひかれたり、ネコに襲われたりするのが心配な場合は、近くの木の陰や茂みの中などに移動させて見守ってください。
人が故意に怪我を負わせる等、人為的な要因によりケガをした野生鳥獣については県が救護し、野生復帰を目指しています。「3お問い合せ先(県環境森林事務所または矢板森林管理事務所)」までご連絡ください。
カモシカ、ムササビ、アナグマなどの哺乳類
オオタカ、トビ、ノスリ、ヒガラ、オオルリ、コハクチョウなどの鳥類
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区分 |
種名等 |
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深刻な農林業被害等をもたらす種 |
ハシブトガラス、ハシボソガラス、カルガモ、ムクドリ、ゴイサギ、カワウ、ドバト、ニホンジカ、イノシシ、ニホンザル、ハクビシン |
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外来生物法により特定外来生物として指定されている種 |
アライグマ、ガビチョウ、ソウシチョウなど(環境省の特定外来生物等一覧(外部サイトへリンク)参照) |
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環境衛生の維持に重大な支障を及ぼすおそれのある種 |
ドブネズミ、クマネズミ、ハツカネズミ |
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飼育由来の個体との区別が困難な種 |
ノイヌ、ノネコ |
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その他 |
野鳥の巣立ちヒナや幼獣(人為的な要因に因らないもの) カラスなどに追われて負傷した鳥類 飼い犬、飼い猫、家畜、競技用鳩 カメ、ヘビなどのは虫類 カエル、サンショウウオなどの両生類 |
※許可無く野生鳥獣を捕まえたり、飼育することは法律で禁止されています。
1県環境森林事務所または矢板森林管理事務所に連絡
救護対象の場合、事務所に持ち込んでいただくか、事務所担当者が引取りに伺います。

2治療
獣医師の診察を受け、治療が施されます。
3リハビリ
県の傷病野生鳥獣保護施設で、野生復帰のためのリハビリを行います。
4野生復帰
治療・リハビリを終えた動物は野生に帰します。
ヒナを見つけたときは、そのままにしてそっと離れましょう。
近くに姿が見えなくても、人がいなくなれば親鳥はヒナのもとへ戻って世話をします。
人が保護しても野生で生きていくために必要な知恵を教えることは非常に困難です。拾ってしまったらなるべく早くもとの辺りに帰しましょう。
もし、ネコ等に襲われないか心配であれば、近くの木の陰や茂みの中などに放してください。
※哺乳類の子どもを見つけた場合も、同様です。
県の休日(土曜日、日曜日、祝祭日、年末年始)及び夜間には、対応することができませんので、ご了承ください。
| 市町 | 所管事務所名 | 所在地・電話番号 |
| 鹿沼市、日光市 | 県西環境森林事務所 環境企画課 | 日光市瀬川51-9 TEL 0288-21-1180 |
| 宇都宮市、真岡市、上三川町、 益子町、茂木町、市貝町、芳賀町 |
県東環境森林事務所 環境企画課 |
真岡市荒町116-1 |
| 大田原市、那須塩原市、那須烏山市、 那須町、那珂川町 |
県北環境森林事務所 環境企画課 | 大田原市中央1-9-9 TEL 0287-23-6363 |
| 足利市、栃木市、佐野市、小山市、 下野市、壬生町、野木町 |
県南環境森林事務所 環境企画課 |
佐野市堀米町607 |
| 矢板市、さくら市、塩谷町、高根沢町 | 矢板森林管理事務所 管理課 | 矢板市鹿島町20-22 TEL 0287-43-0427 |
お問い合わせ
自然環境課 野生生物・鳥獣対策班(生物多様性保全チーム)
〒320-8501 宇都宮市塙田1-1-20 県庁舎本館12階
電話番号:028-623-3207
ファックス番号:028-623-3259