ホーム > 福祉・医療 > 健康・保健衛生 > 感染症 > 感染症インフォメーション > 重症熱性血小板減少症候群(SFTS)について

ここから本文です。

更新日:2017年7月24日

重症熱性血小板減少症候群(SFTS)について

2011年に中国の研究者らによって発表された新しいウイルスによるダニ媒介性感染症です。
2013年1月に国内で海外渡航歴のない方が重症熱性血小板減少症候群(SFTS)に罹患していたことが初めて報告され、それ以降西日本を中心にSFTS患者が確認されるようになりました。
2017年7月に、発熱、衰弱、血小板減少症等の所見の見られた飼育ネコ、飼育イヌの血液・糞便からSFTSウイルスが検出された事例があり、また、体調不良ネコからの咬傷歴がある方がSFTSを発症し死亡した事例が確認されました。
非常に希な事例ではありますが、発症したネコやイヌの体液等からヒトが感染することも否定できないことから、体調不良の動物のお世話をする際には、直接体液に触れないようビニール手袋などを使用し、感染予防対策をしましょう。
なお、栃木県において、SFTS患者は発生しておりません。(平成29年7月現在)

<病原体>
SFTSウイルス(ブニヤウイルス科フレボウイルス属)

<感染経路>
マダニ(フタトゲチマダニなど)を介して感染することが知られています。
また、血液等の患者体液との接触により人から人への感染することも報告されています。

<潜伏期>
6日〜2週間

<症状>
発熱、消化器症状(食欲低下、嘔気、嘔吐、下痢、腹痛)、頭痛、筋肉痛、意識障害や失語などの神経症状、リンパ節腫脹、皮下出血や下血などの出血症状など

<国内の発生状況>
現在、栃木県内での患者発生の報告はありません。
全国の患者の発生状況は国立感染症研究所のホームページをご覧ください。

マダニについて 

  感染症を媒介することが知られているマダニは、フタトゲチマダニ、タカサゴキララマダニ、シュツツエマダニ、キチマダニ、ヤマトマダニ、ヤマアラシチマダニ、ツツガムシなどが知られています。
これらのダニは、SFTSだけでなく、ライム病や日本紅斑熱、つつがむし病などの感染症を引き起こすことが知られていますが、すべてのマダニが病原体を保有しているものではないので、咬まれても必ず病気になるわけではありません。

マダニの分布

マダニは室内にいるダニ(コナダニやヒョウヒダニなど)とは異なり、主に森林や草地などの屋外に生息します。
市街地周辺でも見られることがあり、日本では全国的に分布しています。

マダニの活動時期

マダニは春から秋にかけて活動が活発になります。
しかし、温暖な地域では、活動は鈍るものの冬でもマダニは活動していますので、注意が必要です。

予防方法について

重症熱性血小板減少症候群(SFTS)を予防するためには・・・

ダニに咬まれない ことが重要です!

野外で活動するときの注意点

草むらや山など、ダニが多く生息する場所に行く場合には、腕、足、首など肌の露出をできるだけ少なく、またダニが入り込む隙間のない服装をしましょう。
 ○首まわり:タオル等を巻くか、ハイネックの服を着用しましょう。
 ○腕:長袖の服と軍手や手袋を着用しましょう。
      袖口は軍手や手袋の中に入れましょう。シャツの裾はズボンの中に入れましょう。
 ○足:長ズボンを着用しましょう。また、サンダルなどではなく、足を完全に覆う靴を着用しましょう。
     ズボンの裾は靴下や長靴等の中に入れましょう。

それでもわずかな隙間から潜り込まれることがありますので、野外から戻った際は、次のことに心がけてください。
 ●衣類の表面にマダニがついていないか確認しましょう。
 ●体(特に脇の下、足の付け根、首、ひざの裏、脇腹、頭髪部など)を確認しましょう。
 ●入浴やシャワーによりダニが吸着する前に洗い流しましょう。

ディート(DEET)を成分として含む虫除けスプレーは一定の効果があるとされていますが、濃度や活動による発汗によっても流れ落ちることがありますので、補助的なものとして使用してください。 

動物とふれあうときの注意点

散歩等で外に出た際に、ペットの体にマダニが付くことがあります。
そのままペットを家に入れると、家の中でマダニに咬まれる可能性があります。
ペットを家の中に入れるときは、マダニが付いていないかブラッシングをするなど確認するようにしましょう。
また、動物を触った後は、次のことに心がけてください。
 ●衣類の表面にマダニがついていないか確認しましょう。
 ●体(特に脇の下、足の付け根、首、ひざの裏、脇腹、頭髪部など)を確認しましょう。
 ●入浴やシャワーによりダニが吸着する前に洗い流しましょう。

 マダニに咬まれたら   

マダニ類の多くは、皮膚にしっかりと口器を突き刺し、長時間(数日から長いものでは10日間)吸血します。
マダニに咬まれてた直後は痛みもないため、自覚症状がなく、気づかないことが多いようです。
しかし、咬まれて2~3日すると、吸血によりマダニのサイズが大きくなり、掻痒感、違和感、灼熱間、軽度の痛みなどが生じることがあります。

マダニが体に付いていたら

マダニに咬まれていることに気づいたら、無理に引き抜こうとすると、マダニの一部が皮膚内に残ってしまったり、虫体を潰してしまうことにより虫体内のウイルスや細菌を人体へ注入してしまう可能性があるので、医療機関(皮膚科もしくは外科)で処置してもらいましょう。

マダニに咬まれた後は

マダニに咬まれた場合は、3週間ほど、発熱や倦怠感、発疹、関節の痛み、腹痛や下痢等の症状がでないか、経過観察してください
もし、症状が出現した場合は、早めに医療機関を受診し、医師にマダニに咬まれたこと(いつ、どこで、体のどこの部分を 等)を告げてください。

  

お問い合わせ

健康増進課 感染症・新型インフルエンザ対策担当

〒320-8501 宇都宮市塙田1-1-20 県庁舎本館5階

電話番号:028-623-3089

ファックス番号:028-623-3920

Email:kenko-zoshin@pref.tochigi.lg.jp