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更新日:2025年8月14日

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県内で初めて重症熱性血小板減少症候群(SFTS)の発生届が提出されました

SFTSの発生届出について

栃木県内で初めてSFTSの発生届が提出されました。

SFTSの患者は、西日本を中心に報告されておりましたが、令和7年8月7日に北海道で初めての症例が確認され、本県においても令和7年8月8日に確認されました。感染地域は茨城県です。

現在、マダニの活動が活発な時期であることから、草むらや藪などマダニが多く生息する場所に入る場合には、肌の露出を避け、虫除け剤を使用するなどして、マダニに刺されないように注意してください。

届出状況

  2020年 2021年 2022年 2023年 2024年 2025年第32週まで
全国 78 110 118 134 122 135
栃木県 0 0 0 0 0 1

※令和7年8月13日に感染症発生動向調査システムからダウンロードしたデータに基づく

国立健康危機管理研究機構  感染症発生動向調査で届出られたSFTS症例の概要(2025年4月30日更新)(外部サイトへリンク)

重症熱性血小板減少症候群(SFTS)とは

SFTSウイルスによって引き起こされる感染症です。
重症例では出血傾向や意識障害を伴い、死亡することがあります。
感染の原因となるマダニは、主に森林や草地などの屋外に生息していますが、市街地周辺でもみられ、全国的に分布しています。
マダニが活動的になる春から秋にかけて注意が必要です。

症状

潜伏期間は6日~2週間。

主な初期症状は発熱、全身倦怠感、消化器症状(食欲低下、嘔気、嘔吐、下痢、腹痛)です。重症例では出血傾向や意識障害を伴い、死亡することがあります。日本のSFTS 患者の致命率は27%と報告されています。

感染経路

主にSFTSウイルスを保有するマダニに刺されることで感染します。
また、野生動物やネコ・イヌなどの動物の血液からSFTSウイルスが検出された報告があり、 SFTSウイルスに感染したペットのネコやイヌとの接触により感染したと考えられる症例も報告されています。(SFTSウイルスに感染し発症したネコやイヌの血液、唾液、便、尿を含めた体液には感染性のあるウイルスが検出されています。)

予防対策

  • マダニに刺されないようにする
    草むらや藪などのマダニが多く生息する場所に入る場合には、肌の露出を少なくしたり、ダニ忌避剤を使用しましょう。
  • SFTSウイルスに感染した野生動物やペットの体液との接触を避ける
    飼育している動物の健康状態の変化に注意し、動物が体調不良の際には、マスク、手袋などを着用し、咬まれたり舐められたりしないように注意したうえで、動物病院で診てもらいましょう。
    野生動物はどのような病原体を保有しているか分からないため、接触は避けてください。

マダニに刺された場合

吸血中のマダニに気が付いた際、無理に引き抜こうとするとマダニの一部が皮膚内に残って化膿したり、マダニの体液を逆流させて病原体が体内に入りやすくしてしまう恐れがあるため、医療機関(皮膚科など)で処置(マダニの除去、洗浄など)をしてもらってください。また、マダニに刺された後、数週間程度は体調の変化に注意をし、発熱等の症状が現れた場合はすみやかに医療機関で診察を受けてください。その際、マダニに刺されたことを医師に説明してください。

 

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参考:各保健所・健康福祉センター担当区域
宇都宮市保健所(宇都宮地区)    :宇都宮市
県西健康福祉センター(県西地区):鹿沼市、日光市
県東健康福祉センター(県東地区):真岡市、益子町、茂木町、市貝町、芳賀町
県南健康福祉センター(県南地区):小山市、上三川町、下野市、野木町、栃木市、壬生町
県北健康福祉センター(県北地区):大田原市、那須町、那須塩原市、矢板市、塩谷町、さくら市、高根沢町、那須烏山市、那珂川町
安足健康福祉センター(安足地区):足利市、佐野市


 

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