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更新日:2025年5月29日

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伝染性紅斑(リンゴ病)が流行中!特に妊婦の方はご注意を!

県全体で警報レベルが続いています

伝染性紅斑(リンゴ病)については、2024年12月から県全体で警報レベルが続いており、2024年第20週(2025年5月12日~5月18日)の定点当たり報告数が7.56人と過去最多を記録しました。
今後も発生動向に注意するとともに、基本的な感染予防対策(手洗い、マスクの着用等)を心がけましょう。

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届出状況

全国、県内における伝染性紅斑の最新の報告数は、以下のページをご覧ください。

5類感染症(定点把握疾病)の週報報告の結果

伝染性紅斑とは

ヒトパルボウイルスB19によって引き起こされる感染症です。
両頬がリンゴのように赤くなることから、「リンゴ病」と呼ばれることもあります。
幼児、学童の小児を中心にみられます。

症状

10〜20日の潜伏期間の後、両頬の境界鮮明な紅い発疹(蝶翼状)が現れ、続いて手や足、体幹部に網目状・レース様の発疹がみられます。これらの発疹は1週間前後で消失しますが、なかには長引いたり、一度消えた発疹が短期間のうちに再び出現することがあります。
多くの場合、頬に発疹が出現する7〜10日くらい前に、微熱や風邪のような症状が見られ、この時期にウイルスの排泄量がもっとも多くなります。発疹が現れたときにはウイルスの排泄はほとんどなく、感染力もほぼ消失します。

通常は予後良好の疾患ですが、これまで伝染性紅斑に感染したことのない女性が妊娠中に感染した場合、胎児にも感染し、胎児水腫などの重篤な状態や、流産のリスクとなる可能性があるため注意が必要です。また、溶血性貧血患者や免疫不全者が感染すると重い貧血を引き起こすことがあります。

感染経路

主な感染経路は、感染者の咳やくしゃみ、会話の際の飛沫を吸い込むことによる「飛沫感染」や、ウイルスがついた手で目や鼻、口を触ることによる「接触感染」です。

治療・予防対策

  • 特異的な治療法はなく、対症療法のみとなります。
  • 現在のところワクチンはなく、感染力が強い時期にはかぜ症状のみで紅斑等の特徴的な症状は現れないため、日頃から基本的な感染予防対策(手洗い、マスクの着用等)を心がけることが大切です。
  • 特に妊婦などの感染症発症リスクを伴う方は、伝染性紅斑が流行している時期に、かぜ症状がある方との接触を避ける等、十分注意してください。

 

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参考:各保健所・健康福祉センター担当区域
宇都宮市保健所(宇都宮地区)    :宇都宮市
県西健康福祉センター(県西地区):鹿沼市、日光市
県東健康福祉センター(県東地区):真岡市、益子町、茂木町、市貝町、芳賀町
県南健康福祉センター(県南地区):小山市、上三川町、下野市、野木町、栃木市、壬生町
県北健康福祉センター(県北地区):大田原市、那須町、那須塩原市、矢板市、塩谷町、さくら市、高根沢町、那須烏山市、那珂川町
安足健康福祉センター(安足地区):足利市、佐野市


 

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お問い合わせ

保健環境センター 企画情報部

〒329-1196 宇都宮市下岡本町2145-13

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ファックス番号:028-673-9071

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