知事コラム「吹き竹」第198回

県民だより  vol.422(2025年12月号）掲載

～第60回「栃木の塔」追悼式～

  戦後80年を迎えた中、沖縄県の「栃木の塔」建立60年記念として参加者を拡大して追悼式を行った（建立の日が昭和41年11月9日のため、この近い日に追悼式を行ってきた）。

  主催した（一財）栃木県遺族連合会会員や沖縄栃木県人会「栃の葉会」、沖縄県関係者も参列した。

  南方方面で亡くなった本県戦没者31,495柱（沖縄戦の戦没者676柱を含む）が「栃木の塔」に合祀(ごうし)されている。

  その隣には、沖縄県民を九州等に疎開させようと先頭に立った、島田叡(あきら)元知事や本県出身の荒井退造元警察部長らを祭る「島守の塔」もあり、こちらにも花束を手向けてきた。

  遺族会会員の高齢化が進む中、戦争の記憶を継承しようと「平和の語り部事業」を展開してくれている。

  私も、戦没者の御霊(みたま) に追悼の誠を捧げるとともに、全ての県民が幸せな生活を送れるよう全力を尽くすことを誓ってきた。

知事コラム「吹き竹」について

  「吹き竹」とは、かまどなどの火に空気を送るために使う竹筒のことです。吹き竹から吹かれた息により盛んに燃え上がる炎のように、栃木県も盛り上がってもらいたいとの願いを込めて名づけています。

 

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