重要なお知らせ
ホーム > 教育・文化 > 文化・伝統 > 古文書 > 栃木県立文書館(もんじょかん) > 栃木県立文書館 常設展
更新日:2025年6月16日
ここから本文です。
文書館では、令和7(2025)年6月16日(月曜日)から、県庁南館2階展示室において、令和7年度常設展を開催しております。
令和7年度は、「文書でみる栃木の疎開」「小宅雄次郎家文書―描かれた幕末期の日本―」「江戸時代―文書の時代へ―」の3つのテーマで構成しています。
各テーマの内容と、主な展示史料について紹介します。
1 文書でみる栃木の疎開
令和7(2025)年は戦後80年という節目の年です。先の戦争では、国策として疎開が実施され、本県にも都市部から多くの人々が疎開してきました。疎開先の一つであった那須烏山市の安楽寺から寄贈された史料を中心に、本県における疎開がどのようなものだったのか、その一例を紹介します。
<主な展示史料>
都市疎開ニ伴フ地方転出証明書、保護者から安楽寺住職への礼状、児童からの手紙 ほか
2 小宅雄次郎家文書―描かれた幕末期の日本―
小宅家は、近世に真岡荒町(現真岡市)で木綿問屋を営みました。史料群の大半は、幕末の文人として著名な小宅文藻に関わるもので、花鳥画や人物画、ペリー来航を詳細に描いた彩色画など、当時の世相や文化を雄弁に物語っています。今回の展示では、主に幕末期の日本の様子がわかる史料を中心に紹介します。
<主な展示史料>
七福神図、芳賀高名画像、坂下ノ勇士七人、ペリー上陸の絵
なお、ペリー上陸の絵は、3期に分けて展示予定です。
3 江戸時代―文書の時代へ―
江戸時代には、さまざまな記録を残す必要があったため、文書作成量が飛躍的に増加しました。現在、古文書として私たちが多くの文書を目にすることができるのは、これらが大切に保管されてきたからです。本コーナーでは、武士・町人・百姓がそれぞれ作成した文書を紹介します。
<主な展示史料>
油屋仲間永株御証文、御社参御役人馬小前触当帳、日光山御参詣御泊城御用掛控帳 ほか
なお、本コーナーにおいて、期間限定展示を行います。令和7(2025)年6月16日から10月半ばまで、徳川家光朱印状を展示します。
お問い合わせ
文書館
〒320-8501 宇都宮市塙田1-1-20 県庁舎南館2階
電話番号:028-623-3450
ファックス番号:028-623-3452