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更新日:2010年11月30日

家畜伝染病対応に関する用語の解説

  • 病性鑑定

 血液などを検査して、その家畜がどのような病気に感染しているかを調べることです。

  • 疫学調査

 どこからその病気がやってきたのかを調べるため、病気が発生した農場における、家畜の移動、人や車の出入りや、飼料(えさ)の流れなどの病気の流行に関する様々なことを調べることです。これらの疫学調査の結果については、専門家により分析・評価が加えられ、感染源・感染経路特定のための検討が行われます。

  • 患畜

 「高病原性鳥インフルエンザ」などの法律で定められている家畜の伝染病に感染している家畜のことです。

  • 血清亜型

 例えば、鳥インフルエンザウイルスを含めたA型インフルエンザウイルスの種類のことです。H亜型が15種類、N亜型が9種類ありその組み合わせにより決まります。このうち、高病原性鳥インフルエンザに該当するものは、H5及びH7亜型又は、ウイルスの病気にさせる性質の検査により病気にさせる性質が強いと判定されたものが該当します。

  • ウイルス分離検査

 家畜がウイルスに感染しているかどうかを調べるために、血液や気管のぬぐい液などから、ウイルスを増やしてその存在を確認するための検査のことです。例えば高病原性鳥インフルエンザの場合、鶏の気管や総排泄腔(おしりの穴)から綿棒でふき取った材料を用いて行います。ウイルスの存在が確認された場合、その鶏は感染していることになり、患畜となります。

  • 抗体検査

 抗体とは、人や家畜などがウイルスなどの病原体に感染したときに、自分の体を病原体から守るために体の中でつくられるものです。抗体検査とは診断をしたい病気に対する抗体があるかどうかを検出するための検査で、抗体が検出された場合には、その病原体に過去に感染したことがあるか、又は現在感染しているかのどちらかになります。

  • PCR(Polymerase Chain Reaction)法

 ごく微量のDNA(遺伝の本体として生命活動の基礎となる化学物質)を効率的に増幅する方法です。この方法は、遺伝子の配列決定や遺伝子の定量など、遺伝子研究の場で利用されています。

  • ウエスタンブロット法

BSE(確定診断:2次検査)やTSEに用いる検査法です。すりつぶした脳の組織に電気を流すことでタンパク質を分離し、BSEやTSEの原因となる異常プリオンの有無を調べることができます。

  • 特定危険部位(SRM:Specified Risk Material)

 BSEの病原体と考えられている異常プリオンたん白質が蓄積することから、流通経路から排除すべきとされる牛体内の部位のことです。
 特定危険部位の範囲は、国によって少しずつ異なりますが、我が国では、牛海綿状脳症対策特別措置法により、と畜場において除去・焼却が義務づけられている特定部位{すべての月齢の牛の頭部(舌及びほほ肉を除く)、脊髄、回腸遠位部(盲腸との接続部分から2メートルまでの部分)}と食品衛生法により、食品の製造などに使用してはならないとされている背根神経節を含む脊柱のことを指します。これらの部位は、食品として利用することが法律で禁止されています。

  • レンダリング(化製処理)

 牛や豚などの家畜をと畜解体する時に出る食用にならない部分を加熱など加工して脂肪などを融出し、残さを飼料、肥料及び工業用に製品化することです。

  • 移動制限区域

 病気が広がるのを防ぐために、ある一定の範囲で鶏などの移動を制限しますが、移動制限区域とは、その制限を受ける区域のことです。

  • 搬出制限区域

 移動制限区域と同じ目的である一定の範囲から鶏などの持ち出しを制限しますが、搬出制限区域は、その制限を受ける区域です。

  • 清浄性確認

 例えば、高病原性鳥インフルエンザウイルスに汚染されていないことを確認するために実施する検査です。鶏から血液や糞便を採取してウイルスに感染していないかどうかの検査を行います。

  • 日和見感染

 健康な場合は免疫の働きで排除されるような病気であっても、体の抵抗力の弱ったところを見計らって感染・発症してしまうことです。

  • サーベイランス

 疾病に関するあらゆる情報をふだんから集めておいて、迅速な対策の樹立に役立たせるための手段です。そのため、サーベイランスは、流行時よりも平常時を重視する考え方です。

家保で行っているサーベイランスとは、

 (1)牛海綿状脳症:BSE(24か月齢以上の死亡牛全頭のエライザ検査)

 (2)アルボウイルスによる疾病(夏から秋に吸血昆虫によって媒介される ウイルスの病気)

 (3)高病原性鳥インフルエンザ(抗体検査) 

 (4)ウエストナイルウイルス感染症(PCR検査)

 (5)伝達性海綿状脳症:TSE(めん羊、山羊、しかの材料を用いたウエスタンブロット法等による検査)

  • 国際獣疫事務局(OIE:Office International Des Epizooties )

 動物の伝染性疾病の状況に関する情報の透明性の確保を目的として、国際協定に基づく国際機関として1924年に設立されました。
  家畜に関する科学的な情報の収集と普及、家畜の伝染性疾病の制御に向けた国際協力や専門的知見の提供、家畜の国際的取引のための衛生規約の策定を行っています。参加国は167か国(2004年)です。

  • 世界貿易機関(WTO:World Trade Organization)

 各国の規格を扱う機関のネットワークとして、1947年2月23日に設立されました。 国連と異なり、メンバーは政府代表ではなく民間団体又は公共機関ですが、加盟できるのは各国一機関のみです。産業に関する規格の国際的統一や協調を目的とし、加盟国は146か国(2004年12月時点)です。

  • 人獣共通感染症

 世界保健機関(WHO)と世界食料機関(FAO)では、「脊椎動物と人との間で自然に移行する全ての病気または感染」と定義しています。現在、世界的には150種類程の感染症が確認され、日本では、そのうち30種程が確認されています。
  例:狂犬病(日本なし) レプトスピラ感染症 エキノコックス症
    パスツレラ症 結核病 等

  • 動物由来感染症

 動物から人間へうつる感染症をあらわす言葉で、前述の人獣共通感染症と同じ意味ですが、厚生労働省は人の健康問題という観点に立って、この「動物由来感染症」という言葉を使っています。

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