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更新日:2023年3月6日

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令和4年度とちぎLFP(地域食品産業連携プロジェクト)

 

1 LFP(ローカルフードプロジェクト)とは

地域の農林水産物を有効活用するため、地域の食品産業を中心とした多様な関係者が、それぞれの経営資源を結集するプラットフォームを設置して社会的課題の解決を行う新たなビジネスを創出していく仕組みです。

  LFPホームページ(農林水産省) (外部サイトへリンク)LFPロゴマーク

 

 

2 栃木県の取組について

食は県民の心身の健康に必要不可欠であり、水田が広がる本県は、食事を支える米や麦など基幹的な作物が豊富に得られる恵まれた地域です。こうした誇れる地域の農業について県民が理解を深め、将来の健康づくりにおいて地元の米や麦を積極的に食生活に取り入れていく意識改革に向けて、“とちぎLFP”は取り組んで参ります。

3 令和4年度の取組

もち絹香国内外向け商品開発プロジェクト

県が開発した大麦「もち絹香」を活用し、新しい生活様式や健康志向に合わせたサービスの創出や国内外の販路形成により、水田経営の発展を図りながら、食生活の長期的な改善に資することを目指すプロジェクトです。もち絹香写真LFP用

〇プロジェクト概要資料(令和4年度)(PDF:352KB)

〇プラットフォームを支える構成メンバー(令和4年度)(PDF:201KB)

○もち絹香パンフレット(PDF:1,049KB)

活動経過

本事業は、多様な分野の方々が一堂に会して、特定のテーマについて情報を集積し「食と農」をあらためて議論する、初めての試みです。

(1)とちぎLFP研修会

 令和4(2022)年7月21日に、プラットフォームのメンバーを募った最初の交流会を開催しました。この日は、「研修会」として、中央LFP事務局による本事業の目的や進め方の解説をはじめ、県が「もち絹香」をテーマとした趣旨説明や、「もち絹香」に関する各種情報の提供が行われた後、メンバーがそれぞれの経営の中で取り組める可能性について、活発な意見交換を行いました。LFP研修会

(2)とちぎLFPワークショップ

令和4(2022)年8月29日には、具体的な商品開発や販売方法のアイデアを抽出する、「ワークショップ」を開催しました。(1)もち絹香が消費者の身近な存在になること、(2)新しい加工方法へチャレンジすることを念頭に、数テーブルに分かれて議論しました。本県LFPの専属コーディネーターである中尾克代氏(アイティ経営研究所代表)のサポートのもとで、ビジネスモデルキャンパスというマーケティング手法を活用しながら数種類のビジネスモデルが提案されました。

LFPワークショップR4(中尾CO)

LFPワークショップR4(検討風景)

LFPワークショップR4(テーブルワーク)

 

 

 

 

 

(3)とちぎLFP戦略会議

令和4(2022)年10月6日には、ワークショップで提案された商品開・販売・PR手法等について、“ローカルフードビジネス”として1つに組み合わせ、本年度後半に取り組んでいく内容についてプラットフォームにおいて協議しました。

 その結果、3つの商品開発を目指すこととし、それら商品を用いた食の提案と本県の麦産地の魅力などを消費者に伝えていく情報発信に取り組むこととしました。

LFP戦略会議R4

 

 

 

 

 

 

 

 

とちぎLFP消費者評価会を開催しました。

とちぎLFPでは、試作開発した商品「もち麦チップス」について、消費者からの意見を収集する評価会を2月23日に開催しました。

もち絹香はβグルカン量が高い健康志向の農産物であることから、健康づくりに関心のある親子を参集した評価価値とするため、スポーツイベントと同時開催として実施しました。

スポーツイベントは、「ランニング・ウオーキング教室」として(一社)宇都宮村上塾の渡辺亜希子コーチに指導いただき開催し、親子等11組(計25名)が楽しみながら体験しました。スポーツイベント終了後には、もち絹香を用いた料理方法などのデモンストレーションを料理研究家の臼井芳美先生が行い、「もち麦チップス」はそのまま食べる方法の他にグラノーラ風お菓子に調理する方法などをアドバイスいただき、それぞれの家族が様々なもち絹香料理を通じてもち絹香ともち麦チップスの美味しさや家庭への導入方法を検討しました。参加からはもち麦チップスの食べ方について1人1人コメントをいただきました。中には「そのまま食べておいしい!」声も多数ありました。

LFP評価会1 LFP評価会2 LFP評価会3

 

とちぎLFP成果報告会を開催しました。

とちぎLFPにおける令和4年度のテーマ「もち絹香国内外商品開発プロジェクト」において、開発された3商品「チップス」「パン」「味噌」の試作品について、方向・意見交換を行う成果報告会を3月9日に開催しました。

試作品の1つである「もち麦チップス」については、もち絹香を100%を用いた新しいポン菓子スタイルの商品が完成し、株式会社勅使川原精麦所が開発経緯などを説明した後、シリアルの代替やディップによるおやつ向けの食べ方などが会場が提案されました。また「ゆめラパンもちもちプラス」については、これまでの二条大麦からもち絹香に材料を切り替えたことでふっくらとした食感を保ちつつ、よりβグルカン量が含まれるパンに仕上がったことが、株式会社パン・アキモトから報告されました。さらに「もち麦寒仕込み味噌」は本格販売に向けて仕込み中ですが、開発者である株式会社樋山昌一商店からは、主原料をもち絹香のみとしたことで、その食感や風味を活かして飲食店等の料理への用途に期待できるとの解説がありました。

成果報告会を通じ、健康づくりに資する県産農産物の重要性や可能性について再認識され、事業終了後もそれぞれのプラットフォームメンバーの結びつきの中で、これら商品の販路展開や、新しいもち絹香商品の創発が期待できるものとなりました。

LFP成果報告会1 LFP成果報告会2

 

とちぎLFPに関連した「もち絹香」の動き・情報

○もち絹香の紹介動画(特徴からアレンジレシピまで)が掲載されました。(外部サイトへリンク)

〇フードバレーとちぎ推進協議会総会(令和5年5月23日)にて、もち絹香ブースで関係事業者の皆様にPRいただきました!

FV総会1 FV総会2 FV総会3

 

 

 

 

 

 

 

お問い合わせ

農政課

〒320-8501 宇都宮市塙田1-1-20 県庁舎本館12階

電話番号:028-623-2277

ファックス番号:028-623-2340

Email:nousei@pref.tochigi.lg.jp

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