

河川の流域における生産活動の拡大や都市化の進展などにより、河川に排出される汚水の増加、河川沿いの緑地の減少などにより、水辺環境が大きく変化し河川景観や親水性の低下、水質悪化などの問題が生じています。
このため、水辺環境の改善、河川空間の整備と保全、地域活動による河川環境の維持と利用の
増進など各種施策を総合的・計画的に実施することが重要になっています。

1 うるおいのある水辺空間整備事業
水と緑の広場を設け、緑地、多目的広場、運動場、園路、防災空間として河川敷の有効利用を図るための河道整備を、那珂川(黒磯市・那須町)、行屋川(真岡市)、湯西川(栗山村)で実施しました。
また、河川に清流と生物を呼び戻し、広く住民に親しまれる憩いの場として河川の有効利用を図るため、ポケットパークなどせせらぎのある水辺、親水、豊かな川づくりを実施しています。
2 個性豊かなふるさとづくり事業
地域住民や市町村、県等が一体となって、地域の活力や自然、歴史、文化等を生かした個性的で魅力的な地域づくりを支援するため、周辺の景観と調和した水辺空間づくりを五行川(氏家町)で実施します。
3 河川愛護運動
河川愛護月間(全国統一月間 7月、県河川愛護連合会による月間
6月)を中心に各市町村の河川愛護会の協力のもとに地域住民の手によって、河川の清掃、河川愛護普及啓発などが行われています。
4 水辺のビオトープ事業
水辺のビオトープ(野生生物の生息空間)研究会において、ビオトープ保全に係る普及啓発を図るため、「水辺のビオトープ講演会」を開催しました。 |