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更新日:2025年6月11日
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令和7(2025)年5月27日(火曜日)
塩谷庁舎401会議室
学校における人権教育の推進について、「令和7年度人権教育推進の手引」等を活用して説明を行いました。また、参加者の先生方に各校の人権教育全体計画を持参していただき、演習として全体計画の見直しを行いました。「計画に明記されていることが望ましい項目があるか。」「『学校教育目標』や『児童生徒や地域の実態・願い』等を受けて、『人権教育の実践課題』に『本年度の重点化して実践したい課題』が明確になっているか。」「それを受けた目指す児童生徒像が具体的に示されているか。」等のポイントを示し、確認しました。
矢板市立乙畑小学校の松田美幸教諭より、昨年度の内地留学で研究された「道徳教育と人権教育の目標を同時に達成するような、『人権教育の直接的指導としての道徳科授業』」について報告していただきました。扱われた人権問題は「性的指向・性自認にかかわる人権問題」であり、時に生命にも関わる問題です。直接的指導としての道徳科授業では、道徳科と人権教育の2つのねらいを達成する必要があるため、2つのねらいの関連を図り、中心となる内容項目をよく検討する必要があります。松田教諭からは、その検討の方法を提示いただきました。また、まとめとして、社会構造の中で差別を受けて苦しむ人が存在することは、この社会を生きる全ての人々の問題である人権問題の部外者ではないということを強調されていました。
班別協議では、「人権擁護委員との連携」「『人権の窓』の活用」「人権の作文等の読み聞かせ」「小中連携」「人権図書コーナーの設置(町の図書館との連携)」「チェックリストの実施」など、各校の実践について情報交換をしました。