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更新日:2020年6月25日

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令和2(2020)年6月23日(第5回知事定例記者会見)

この資料は、県政記者クラブとの会見内容を広報課でまとめたものです。

日時:令和2(2020)年6月23日(火曜日)午後1時30分から
場所:県庁大会議室1

(報告事項)
1.令和元(2019)年栃木県観光客入込数・宿泊数推定調査結果について

(その他)
1.渡辺元知事お別れの会について

(質疑事項)
1.「新しい生活様式」に則った行政経営について
2.知事選について(その1)
3.知事選について(その2)
4.Twitterについて
5.知事選について(その3)
6.令和元(2019)年栃木県観光客入込数・宿泊数推定調査結果について
7.知事選について(その4)
8.都知事選及び東京オリンピック・パラリンピックについて
9.新型コロナウイルス感染症対策について

(報告事項)

1.令和元(2019)年栃木県観光客入込数・宿泊数推定調査結果について

  令和元年の本県の観光客入り込み数につきましては、対前年315万4千人減の9,228万2千人、宿泊者につきましては、対前年1万2千人減の825万7千人でありました。また、外国人の宿泊数は、対前年2万4千人の増で24万7千人となりました。
  観光客入り込み数、宿泊数につきましては、10月に発生した令和元年東日本台風等の影響により昨年から減少しましたが、外国人宿泊数につきましては10%以上の伸びを記録し、過去最高を更新しました。
  一転して、今年度は新型コロナウイルス感染症の影響により大変厳しい状況となっておりますが、しっかりと感染防止対策の徹底を図りながら、「県民一家族一旅行」運動の推進や国の「Go Toキャンペーン」を有効に活用するとともに、引き続き、市町、観光業者、交通事業者等と一体となりまして、観光需要の早期回復に取り組んでまいりたいと思います。

(その他)

1.渡辺元知事お別れの会について

  元栃木県知事 渡邉文雄氏のお別れ会の開催についてでありますが、去る3月7日に御逝去された元栃木県知事 渡邉文雄氏のお別れ会を、7月11日(土曜日)13時30分から、県総合文化センターメインホールで開催することといたします。
  お別れ会は、県議会や市長会・町村会などのほか、産業界や農林業、建設業など、県内各分野の団体の皆様にも声を掛け、6月15日に設立しました「元栃木県知事 故渡邉文雄氏 お別れの会実施委員会」の主催で開催いたします。委員会の会長は私が務めることとしております。
  当日は、来場された皆様に献花をお願いし、渡邉元知事の御功績や御遺徳をたたえ、哀悼の意を表する予定でございます。
  開催に当たりましては、出席者数をホール定員の約2分の1となります800名とするほか、時間を1時間程度と設定いたしまして、新型コロナ感染症対策もしっかりと講じてまいりたいと思います。
  内容につきましては、記者会見終了後、県政クラブに資料提供いたします。

(質疑事項)

1.「新しい生活様式」に則った行政経営について

記者:ポストコロナを見据えた行政経営についてです。
  栃木県では、新型コロナウイルス感染拡大以前から、ICT技術の有効活用など行政改革に取り組んできました。そうした取り組みの必要性は、こういった状況にあって今後ますます必要なものになっていくと考えます。
 「新しい生活様式」に則った行政経営を行うために、テレワークの継続や電子申請手続きの促進など、ポストコロナを見据えた行政改革を今後どのように推進していくのでしょうか、知事のお考えをお示しください。

知事:新型コロナウイルス感染症の感染リスク低減や感染拡大防止の観点から、「新しい生活様式」を踏まえた働き方や行政サービスの提供の仕方に切り替えていく必要があります。
  テレワークにつきましては、感染防止だけではなく、柔軟な働き方として、業務効率化や職員の満足度向上、さらには人材確保にも寄与すると考えておりますことから、利用しやすい環境を整え、県庁全体で積極的に推進してまいります。
  また、県が提供する行政サービスにつきましては、県民や事業者と対面で行っていた業務について、可能なものから郵送、電話相談、メールなどの方法に切り替えたところであります。今後、オンラインで手続きが完結できるよう、押印の省略や添付書類の見直しなどを進めてまいります。
  引き続き、ポストコロナを見据えた行政改革について、全庁を挙げて取り組んでまいります。

2.知事選について(その1)

記者:栃木県知事としての任期が半年を切りました。今月に入り、田野辺氏が出馬を正式に表明するなど、今後、知事選に向けた動きが本格化していくものと思われます。知事の去就などを含め、現時点でのお考えをお示しください。よろしくお願いします。

知事:年明けてから、市長会や町村会あるいは産業団体などから、知事選出馬をした場合の推薦を、既に幾つかの団体から頂戴しております。
  私自身については、まずは予算編成ということで取り組んでまいりました。それは令和2年度の話ですが。その後コロナ対策を優先してまいりましたので、この件については3カ月間空白という状況になっております。
  3月中旬に県全体の後援会の新年会を開催しながら、そこで各地域の方々の御意見を伺う予定にしておりましたが、残念ながら延期となっておりますので、今日の状況、すなわちコロナウイルス感染者の拡大がないという状況が続いていくのであれば、お盆前には延期している会議を開催して、各地域の皆様方の御意見を伺った上で、あらためて判断していくことを考えていきたいと思います。

3.知事選について(その2)

記者:今の知事選に絡んだ発言の中で、お盆の前とありましたが、お盆というのは8月15日のことなのか7月15日のことなのか。

知事:栃木県内では、栃木市で7月14・15・16日にお盆を迎えるところが一部ありますが、大半は8月ですので、8月のお盆前にはという意味で申し上げました。

4.Twitterについて

記者:先月5月20日の知事会見で、SNS、Twitterを始めたというお話があり、私も拝見したのですが、今発信されているのは2つだけなんですね。4月末にコロナウイルスに負けないようにと呼び掛け、そしてこの前の6月15日の県民の日にまつわるツイート、今この2つだけなんですが、2つだけというのはなぜなのかということ。
  そして、それに関連して、県のトップが情報発信をする上での難しさとか気を付けている点を教えていただければと思います。

知事:初回はテストです。2回目は、県民の日ですので、ふさわしいつぶやきだと思いましたので、広報課のツイートと併せて私の意見も申し上げました。
  今後、回数も増やしていければと思っておりますが、コロナの時期については、コロナ以外についてつぶやくと批判が殺到するということも考えましたので、なるべく、私的なつぶやきですから花や自然や気象や気候や、そういうことも含めて考えてきたわけですが、そういう環境ではなかった。
  ついては、これからは、県政の施策やプライベートなことも含めて、少しずつ回数を増やしていければと考えています。
  難しい点は、やっぱり知事として発信をする際に、政策的なものを中心に発信してほしいという方もあれば、プライベート的なものを発信してほしいという方もあるかもしれません。最大公約数でどうやってニーズに応えていくかということを考えますと、指の動きが重いことになってしまっていますが、余りそういうことを気にせず、少しずつ増やしていければいいかなと思っております。
  あえてつぶやかないというわけでもありませんし、そういう機会は記者会見などを含めて十分やってきていると思いましたのであえてTwitterでのつぶやきをしてこなかったという状況でありますが、今後は今申し上げたとおりです。

記者:今のお答えを受けて、2点、細かい話ではあるのですが。
  今後は政策のことも含めてつぶやきたいということですが、これはコロナに関することも含まれるのかどうか。

知事:それはもう、県政全般ですね。

記者:それと、Twitterに「日光(旧今市の田舎者)」と書いたと思いますが、知事というのを書かないというのも、批判が直接来るのを恐れてというか、そこを警戒してということですか。

知事:そんなことはありません。私は肩書きを付けるのが嫌いなだけです。

記者:分かりました。ありがとうございました。

5.知事選について(その3)

記者:先ほどの質問で、出馬についての考えをこれから支持者の意見を聞きながら決めていくというお話でございましたが、それに関連して、いわゆる多選批判についてのお考えを伺いたいと思います。
  間もなく告示されます小山市長選で、今度6選を目指す現職の大久保さんは、多選批判に対しては、有権者の判断の結果であると。また、多選と言っても継続は力だ、という力強いお言葉をおっしゃっているわけですが、大久保さんの6選よりは1期少ないわけですが、もし5選を目指すとなれば、これは立派な多選ということになりまして、必然的に多選批判にもさらされると思います。現に、既に立候補表明している田野辺さんがそういうことをおっしゃっています。この多選批判というものに対して、現時点でまだ態度を決めていらっしゃらないということなので一般論でも構わないのですが、どのようにお考えなのか、知事のお考えをお聞かせください。

知事:4選、5選は当然、多選でしょうね。ですので、選挙に臨む者は、なぜ自分が4選や5選を目指していくのかということを有権者に訴えて、心を捉えることができるかどうかということになると思います。
  自身も、宇都宮市長選などに臨むときには、多選を批判して選挙をやってまいりました。ですので、4選、5選ということになれば、当然批判の対象になると思います。
  ただ、東日本大震災以降、それまでの当選回数の考え方と、大震災以後の考え方には少し変化が出てきているのではないか。これは私の個人的な考え方ですが、災害に対応するということは市民・県民の命を守るということになるわけですが、そういうことを考えた場合には、当選回数も必要だということが全国的な傾向になって、回数が増えているような気がいたします。
  併せて、企業のトップも、社長の平均年齢が年々高まっている。これは後継者不足という意味もあるかもしれませんが、一方では、安定した経営を目指していくことも求められている。
  そういった両面から、かつて私が多選批判をしてきた頃の環境と今では、社会的な受け止め方が若干変わってきているのではないかと思っています。あくまでも一般論です。

記者:ありがとうございました。

6.令和元(2019)年栃木県観光客入込数・宿泊数推定調査結果について

記者:観光客の入り込み数の関係ですが、台風等非常に大きな影響だったというところで総括されていらっしゃいましたが、その中で、宿泊客数でいいますと、外国人は過去最高を更新した。このあたりの要因についてはどのように分析されていらっしゃいますでしょうか。

知事:平成30年と令和元年を比較しますと、4~6月についてはアフターDC(デスティネーションキャンペーン)でお客様の数を伸ばすことができましたが、残念ながら、先ほど申し上げましたように、秋の台風で減ってしまった分は埋められなかった。一方で、外国人の宿泊者については増えているわけで、10%の伸びを記録して過去最高を更新ということになります。ラグビーのワールドカップの開催などで欧米からの宿泊者が約30%増加しております。これが全体の数値を押し上げたのではないかと思います。春に来県する欧米人が増えておりまして、外国人向け観光PRサイトを活用した情報発信などで、フジなどの本県ならではの美しい花々、それから雄大な自然、こういった魅力が多くの外国人に認知されるようになったのではないかと思います。
  昨年12月に公開しましたインバウンド向け観光PR動画の再生回数が1,574万回を超えておりまして、栃木県に関する関心の高まりはこちらの数字でも見られると思っておりますので、しばらく外国のお客さんをお迎えするのは難しい状況にはなっておりますが、昨年や一昨年同様、早くお迎えできるようしっかり準備を整えていきたいと思います。

7.知事選について(その4)

記者:知事選の関係で2点お伺いしたいのですが。
  まず1点目は、先ほど、8月15日のお盆の時期の前に、後援会の会議を開催したいというお話がありました。そこで表明したいとお考えになっているのか、あるいは決断を皆さんに説明したいと考えているのか、そこのところを一歩踏み込んでお聞きしたいのですが、お願いします。

知事:県議会の重鎮であり、私の後援会の役員でもある方から、いわゆる後援会ですが、「政治家は後援会がバッジを外せと言えば外さなければならない、引き続き着けられるように選挙頑張れと言われれば頑張らなければならない。一心同体、それが後援会と候補者たる政治家だ。ついては、お前も後援会の意見をよく聞け。」こういうふうにアドバイスを頂戴しております。
  さらに、3月の催し物については会場側に迷惑をかけておりまして、キャンセル料は取りませんが、再度開催するときにはぜひ同じようにうちの施設を使ってほしいという約束もありますことから、遅ればせながら約束を実行するということです。
  ついては、御意見も伺うという場でございまして、私の方からそこで何らかの意思表示をするというものではありません。

記者:それは福田富一後援会なのか、それとも連合会の方なのか。 

知事:全県的な応援をしてもらうことが、仮に立候補をするということになれば必要ですので、全体的な全県の後援会の意向というのは非常に大きいものだと思っております。 

記者:これは一般論になりますが、秋冬に新型コロナの感染が心配されるところで、知事は新しい人がいいのか、任期を重ねた人がいいのか、どちらがいいと思われますか。 

知事:それは、誰が立候補するか分かりませんが、候補者の政策や意見というものに耳を傾けて、実現性があり、なおかつ信頼ができ、そして県民満足度を高めることができ、安全・安心に生活ができるという方を選ぶのが選挙であって、あくまでも有権者がお決めになることではないかと思います。

8.都知事選及び東京オリンピック・パラリンピックについて

記者:都知事選が今行われていまして、東京オリンピックの件で結構立候補者の方の中で意見が割れていると思うのですが、場合によっては、来年オリンピックが行われるという方が当選するか、行わないという方が当選するかで結構変わってくると思うのですが、知事はその件に関してはどのようなスタンスといいますかお考えでしょうか。

知事:2021年に2020年の東京オリンピック・パラリンピックを開催するというのは、国際的な約束事になっているはずですので、知事が仮に替わったからといってオリンピックをやめることが果たしてできるのかという思いを持っています。
  誰が知事になろうが、これは世界の人たちが渇望している、と言ってもいいかもしれませんが、希望している大会だと思いますので、コロナの関係で開催できるかどうかはその時期に近くなってみないと分からないですが、オリンピック・パラリンピックは当然開催されるべきものだと思います。

9.新型コロナウイルス感染症対策について

記者:検査センターが今月内でも県内でも幾つもできて、一日のPCR検査数も増えてきているとは思うのですが、帰国者・接触者外来で今までどおり検査している数と、実際に検査センターで検体を採取して検査されている数の割合はどの程度なのでしょうか。

知事:帰国者・接触者外来と医療機関等の委託検査の割合は、6対4だそうです。20の帰国者・接触者外来と、26の大学病院等で行っている検査、それが6対4。4が大学病院というのが、今日の検査の割合です。

記者:ありがとうございます。

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