重要なお知らせ
更新日:2025年11月6日
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全国の農業用ため池は約15万箇所あり、降水量が少なく、大きな河川に恵まれない西日本を中心に分布しています。特に瀬戸内地域に全国の約5割が分布しています。
水田農業を主体とする日本では、ほ場の拡大や土木技術の発展とともに農業水利施設を造成し、水源として農業用のため池も数多く築造されています。
農業用ため池は、農業用水の確保という役割を担うとともに、土砂流出防止、生物の生息・成育の場、住民の憩いの場の提供といった多面的な機能を有するなど、重要な地域資源にもなっています。
一方で国内における、農業用ため池の約7割は江戸時代以前に築造されたもの、または築造年が不明なものであり、築造に当たっては、各地域において試行錯誤を繰り返して得られた経験的な技術をもとに作られたものと推測され、さらに近年の局地的な豪雨の頻発や大規模地震の発生が懸念される中、安全性の確保が課題となっています。
また、農業用ため池の維持管理の多くは、農家が担っている状況であり、農家数の減少や高齢化により、きめ細かい管理が困難になっています。

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農地整備課
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