重要なお知らせ
更新日:2023年4月28日
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栃木県では、毎年多くの方に野鳥観察や野鳥撮影を楽しんでいただいております。
しかしながら、観察等していただく上で野鳥の生態を知らないと、野鳥にストレスを与えたり、生息地を荒らしてしまう可能性があります。
県民の森においては、野鳥が一時営巣したものの、周囲に多くの人が集まったことなどが理由で営巣放棄に至ってしまった事例も確認されています。
野鳥が安心して繁殖できるよう、観察・撮影を楽しむ際には、以下のような御配慮をお願いします。
営巣場所が遊歩道から近く、巣の撮影行為が営巣に悪影響を及ぼすおそれがある場合は、撮影を遠慮頂く範囲を明確にするために以下の掲示を行います。
掲示がある範囲での撮影はご遠慮頂きますようお願いします。
親鳥は卵やヒナを守るために、神経をとがらせています。
人間の存在がストレスの原因となり、「この場所は危険」と判断して、親鳥が巣や抱卵を放棄したり、ヒナが十分に育つ前に巣立ちさせたりする可能性があります。
親鳥が羽毛を逆立てていたり、こちらをじっと見ていたりする場合は、警戒している状態です。
巣や巣立ちヒナに遭遇した場合、すみやかにその場を離れるようにしましょう。
観察や撮影がしやすいように、野鳥の鳴き声を流して誘引してしまうと、別のオスが縄張りに侵入してきたと勘違いし、その場所で安心して子育てができなくなり、繁殖に悪影響を与えます。
野鳥にストレスを与えないよう、音声による誘引は行わないでください。
野鳥は人の手を借りずに自然の中で生きていくべき鳥です。
人間が撮影を目的として餌付けをしてしまうと、本来出会うはずのなかった野鳥同士が餌を求めて縄張り争いを始めたり、餌のにおいに誘引されて危険な野生動物が住み着いてしまう可能性があります。
また、野鳥の巣を撮影しやすいように木や枝を伐採するという環境改変についても、その土地を管理する条例や規則の違反になる可能性があります。
その場所の生態系を脅かすことのないよう、ありのままの自然な中での観察・撮影を心がけてください。
親鳥がヒナに餌をあげているところは、見ていてとても微笑ましいものです。ついつい撮影した写真を誰かにみてもらいたいと思ってしまいますが、野鳥にとって子育ての時期はとても大切な時期です。
SNS等の情報はすぐに広まり、営巣地には多くの人が集まります。多くの人が観察や撮影に出かけると、鳥にとっては大きなストレスとなり、親鳥が巣や抱卵を放棄したり、ヒナが十分に育つ前に巣立たせたりする可能性があります。
SNS等での情報発信は、野鳥の子育てが終わってからしていただくよう、配慮をお願いいたします。
お問い合わせ
矢板森林管理事務所
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