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更新日:2025年7月30日

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令和7(2025)年7月28日(第7回知事定例記者会見)

この資料は、県政記者クラブとの会見内容を広報課でまとめたものです。

日時:令和7(2025)年7月28日(月曜日)午後1時30分から
場所:県庁記者会見室

(話題事項)
1.「喜びのある子育て」推進キャンペーン キックオフイベントの開催について
2.うちエコ診断の相談窓口の開設について

(その他)
1.令和7(2025)年度栃木県民牛乳消費拡大月間(8月・とちぎ☆夏ミルク)における取り組みについて

(質疑事項)
1.参院選の結果を受けた今後の県の取組について
2.放射性物質を含む指定廃棄物の問題について(その1)
3.米国による関税措置の影響について
4.大相撲名古屋場所における三田関の十両優勝について
5.最低賃金の引き上げについて
6.首相の進退について
7.放射性物質を含む指定廃棄物の問題について(その2)

モニター用データ(PDF:1,361KB)

(報告事項)

1.「喜びのある子育て」推進キャンペーン キックオフイベントの開催について

喜びのある子育て」推進キャンペーン キックオフイベントについてでございます。
子化の要因の一つとも考えられる「子育ては大変」というイメージが社会全体に広がる中、「子育ての喜び」をPRすることにより、子どもを持つことや子育てに対する不安感や負担感を軽減させ、社会全体で子育てをより前向きに感じられる気運を醸成していくことを目的として、キャンペーンを実施いたします。
8月23日(土曜日)には、キャンペーンのメッセージ性を高めるためのキックオフイベントを開催し、私がキャンペーンのキックオフ宣言を行うとともに、8月4日の栃木県人口未来会議で決定される「とちぎ人口減少克服宣言」の共有を行います。
日は、少子化対策アドバイザーの新谷由里子白鷗大学教授による基調講演や、タレントの井上咲楽さん、矢板市の森島市長、新谷アドバイザーの対談を開催します。このほか、大阪・関西万博でも公開された体験型ゲーム「トチギゴッコ」が体験できるブースをはじめ、子どもや若者が楽しめるさまざまな企画の出展を予定しております。
回のキックオフイベントを皮切りとして、今後、子育てをテーマとした川柳や写真等の啓発コンテストや、交流発信型親子イベントの開催などを予定しており、こうした一連の取り組みを通して、「子育ての喜び」を広く県内に波及させてまいりたいと思います。

2.うちエコ診断の相談窓口の開設について

ちエコ診断の相談窓口の開設についてでございます。
民の皆様の、家庭における脱炭素化の取り組みを促進するため、本日(7月28日)、「うちエコ診断」の受診や省エネ対策等について気軽に相談できる窓口を新たに設置いたしました。
うちエコ診断」とは、環境省の公的資格を持った「うちエコ診断士」が、対面やWEBにより各家庭のエネルギー使用量などを調査し、ライフスタイルに合わせた省エネ・省CO2対策を提案するものであります。
うちエコ診断」のメリットとして、家庭のエネルギー使用状況を「見える化」することで平均的な世帯との比較が可能となることや、対策を実施した場合の光熱費の削減額などを分かりやすく知ることができます。
相談から診断までの流れがありますけれども、窓口では、「栃木県うちエコ診断事務局」に所属している「うちエコ診断士」が、県民から受診などの相談を受け付けて、診断の実施や省エネ実践に関するアドバイスを行います。
うちエコ診断」も「相談」も無料でございます。電話相談受付時間は、平日9時から17時。メールでの相談は24時間いつでも受け付けをしております。
た、相談者の要望があれば、商品の紹介や施工の相談など、より具体的な相談ができる協力企業や団体の情報を提供いたします。なお、企業・団体は家電量販店や住宅メーカー等を想定しており、今後、募集を行ってまいります。
のように、県が主体となって民間企業等も巻き込みながら、うちエコ診断に関する相談から診断までの体制を構築した取組は、県の調べによりますと全国初となります。今後、協力企業等と連携しながら、積極的にPRをしてまいります。
も「うちエコ診断」を受診したいと思っております。県民の皆様も、ぜひお気軽に相談窓口に御相談いただきますとともに、脱炭素型ライフスタイルへの第一歩として「うちエコ診断」を受診してほしいと思います。

(その他)

1.令和7(2025)年度栃木県民牛乳消費拡大月間(8月・とちぎ☆夏ミルク)における取り組みについて

木県民牛乳消費拡大月間(8月・とちぎ☆夏ミルク)における取り組みについて申し上げます。
では、8月と12月を栃木県民牛乳消費拡大月間と定め、県を挙げて牛乳の消費拡大を図っております。
8月は「とちぎ☆夏ミルク」をキャッチコピーとし、栃木県牛乳普及協会では、とちぎ和牛などが当たる「とちぎ☆夏ミルクプレゼントキャンペーン」や、牛乳乳製品の健康面への効果等を情報発信する「ミルク講演会」を開催いたします。
た、県独自の取り組みとしては、本庁舎南側窓ガラスを使った巨大ホルスタインの装飾や、15階においてお子様向けの「酪農クイズラリー」を実施するほか、県民が無料で利用できるパソコン装飾用の牛柄シールや酪農オリジナル名刺のデータをホームページで公開いたします。
らに、昨年実施いたしました飲用後の牛乳パックを積み上げた高さで山頂を目指す「パック・トゥ・ザ・マウンテン」を継続し、昨年度実績の2,565mを今回のスタート地点としまして、目標を富士山の山頂(3,776m)に定め、県職員が率先して牛乳の消費拡大に取り組んでまいります。
民の皆様には、県産のおいしい牛乳乳製品をいつもより飲んで、食べていただきまして、「ミルクの国とちぎ」を盛り上げてほしいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。

(質疑事項)

1.参院選の結果を受けた今後の県の取組について

記者:20日投開票の参院選で、栃木選挙区では、自民党の高橋克法氏が当選しました。高橋氏は国土交通副大臣を務めており、高橋氏の当選を受けて、宇都宮ライトラインの西側延伸や奥日光の新モビリティ導入をはじめとした公共インフラの整備促進、栃木県の防災・減災に向けた取り組みがより一層進むものと見られていますが、知事の御意見をお伺いできますでしょうか。よろしくお願いいたします。

知事:先日実施された参議院議員選挙におきまして、栃木選挙区では現職の高橋克法国土交通副大臣が3選を果たしたものの、政権与党は改選議席数を大きく下回り、石破政権に対する国民の厳しい審判が下る結果となりました。
野党を問わず、国会議員には地方の声、そして、国民の声にしっかりと耳を傾けながら、課題と議論を見える化することで、選挙で関心の高かったテーマに対する課題解決に向けたメッセージを伝え、国民の信頼を得られるよう取り組んでほしいと思います。
7月27日(日曜日)の日経新聞にボートマッチが載っていましたが、関心が高かった争点の上位10分野は、早速与野党を超えて議論して、メリット・デメリットなどを見える化していくべきだと思います。県庁でできることであれば、それは検討会でも懇談会でも立ち上げてやりたいところですが、国が早速に取り組むべき課題ではないかと思っております。
週の全国知事会で「青森宣言」が採択されました。若者が未来に希望の持てる国づくりを、政党や党派を超えて目指すことを求めておりまして、今後の国の議論の動向を注視してまいりたいと思います。
こで、高橋副大臣と本県の公共インフラの整備や防災・減災に向けた取り組みとの関係についてですが、現在、石破政権の今後の動向についてさまざまな報道がなされているところであり、高橋氏にはどのようなポストにあっても、これまで培ってきた経験・見識・人脈に基づいて、「地方を守り抜く」との信念のもとで、栃木をはじめ、地方の発展のために尽力をしてもらいたいと思います。

2.放射性物質を含む指定廃棄物の問題について(その1)

記者:放射性物質を含む指定廃棄物の問題についてお聞きします。
境省が塩谷町の国有林を長期管理施設の詳細調査候補地に選定してから、30日で11年が経過します。塩谷町は一貫して白紙撤回を求めている一方で、国のほうは県内の1カ所に整備する方針を貫いております。このため、協議は16年9月を最後に行われておりません。
のことを踏まえて、改めて知事にお伺いします。まず、協議が進んでいない現状に対する受け止めと、今後改めて国に求めることをお聞かせください。

知事:新たな内閣がスタートする、あるいは環境省の政務三役が新たになる。その際には必ず、副大臣、政務官が本県にもおいでになりまして意見交換をいたしますが、その際には、今日まで必ず1カ所に集約する方針については変わりがないということを言明しておられます。であるならば、環境省が塩谷町との対話の糸口を探る。そのための仲立ちは我々がやりますよということを申し上げておりますが、膠着状態が続いております。
後、政権がどうなっていくのか分かりませんが、この1カ所集約の方針の見直しがあるのかないのか、そしてそれに対する環境省としての対応を確認してまいりたいと思います。

記者:ありがとうございました。

3.米国による関税措置の影響について

記者:先週、日米交渉がまとまりまして、関税の見通しがある程度立ってきたというところですが、栃木県内への影響は、改めてにはなりますけれども、自動車産業をはじめ、工業もそうですし、農産物への影響もあるかもしれません。明日も連絡会議がありますが、今後の対応策、今の時点での知事のお考えを教えてください。

知事:まず、明日、米相互関税等に係る中小企業等支援連絡会議を開催することにしております。改めて、県内中小企業等の状況について、各構成機関と情報共有、意見交換を行いたいと思います。
内企業への影響の把握に努めますとともに、今回開催する連絡会議での意見や国の動向などを踏まえながら、必要な対策を講じてまいりたいと思います。
税の影響については、明日、意見交換会を経て課題の把握に努めてまいります。
らに、税収への影響も見込まれるかもしれないという状況でありますが、現時点では影響額の推計はできないものの、本県の製造業においても減益が予想されます。県税収入への影響等も懸念しておりますので、今後発表される正式な内容を注視してまいりますとともに、中小企業についても、関税の影響等の把握に努め、速やかな対応を図れるものはしてまいりたいと思います。

記者:ありがとうございます。

4.大相撲名古屋場所における三田関の十両優勝について

記者:昨日まで行われていた名古屋場所の関係で、栃木県出身 三田関が十両優勝を果たしました。知事もXで反応されたと思いますが、県勢がこのように活躍されるのはすごく盛り上がることだと思うのですが、改めて御感想をいただいてもよろしいですか。

知事:本県力士は十両の関取が2人活躍しておりまして、その中で、三田関が見事十両優勝を飾りました。宇都宮出身の若ノ勝はけがで苦しんでいる。そしてまた三田関も、今場所けがで苦しみながらも何とか優勝を勝ち取ったということで、次の場所に向けての決意が述べられているようでございますので、幕内入幕、そしてさらなる活躍を大いに期待したいと思いますし、他の本県出身力士についても、続いて優勝を勝ち取ってもらいたいと思っております。三田関については、よくけがとも闘いながら優勝できたということについて、県民の皆さんと共に喜びたいと思います。

記者:ありがとうございました。

5.最低賃金の引き上げについて

記者:私から、最低賃金の引き上げについてお伺いしたいです。
々、国の中央(最低賃金)審議会で目安が示されるという時期になってきました。その目安が分からないのですが、昨年、栃木県は50円の引き上げ。今年はどの程度の引き上げが適当とお考えか、まずお聞かせください。

知事:最低賃金審議会で今後議論されると思っております。元々栃木県は、男女共に短時間労働・パート賃金の単価が高い県でございますので、全国平均が1,055円(県は1,004円、特定最低賃金は1,055円~1,109円)でしたか。旅館関係者の中には、1,500円出さないと人が集められないよねという話をしている方もおりました。
後、働く側にとっても使用者側にとっても、望ましいところで妥協点を見出すことが求められると思います。たくさんもらったほうがいいに決まっているわけですけれども、雇い切れないということになっては、これまた産業がしぼんでしまいますので、両者の妥協点を見いだすことになると思います。公益・労働・使用者委員から成る審議会の協議の結果を尊重すべきであると考えております。
としては、これまでどおり、価格転嫁の促進、あるいは支援金の支給に加えて、企業の稼ぐ力の向上を積極的に支援し、賃金上昇につなげてまいりたいと思います。
いては、この審議会に全国の知事の中ではいろいろと意見をおっしゃっている方がいますが、審議会の状況を見守っていきたいと思います。

記者:今年は例年と違って、政府が5月に、目安を超えてアップした都道府県には何らかの補助金・交付金を出すと。まだ詳細はよく分からないのですが、そういう方針が打ち出されています。そもそも、まず国がそこに交付金を出すということ、つまり労使のどちらにも難しい部分があると思うのですが、そこの解決策として国が補助金を出すということについて、何かもしお考えがあればお聞かせください。

知事:使用者側あるいは労働側から、その制度の活用について、県のほうに何らかのコメントが寄せられているかもしれませんので、それらを確認しながら、県としての方針を示していきたいと思います。

記者:分かりました。ありがとうございます。

6.首相の進退について

記者:先ほどの御回答の中で、石破政権の在り方についてさまざま意見があるということがありましたが、そのことの関連です。
破総理の進退について世論が割れています。栃木県連などの自民の地方組織などからは退陣を求める声が上がっている一方、「石破辞めるな」というハッシュタグ付きのSNS投稿が急増するなど、続投を望む声もあります。
部報道機関の世論調査では、36%が直ちに退陣を求める一方、2割が任期満了まで続投を求めるなど、意見の隔たりは数字の上でも見て取れるのかなと思っています。
事は、こうした石破政権、石破総理への評価が割れている状況をどのように御覧になっており、要因がどういったところにあるとお考えでしょうか。

知事:石破政権、石破首相は、自民党の中にあって、より左側の方が総理になっている。一方で右寄りの方にとっては物足りないという意見がある。故に、県民の中にも続投を求める声もあれば、即退陣を求める声もあります。
の周りではほぼ同じぐらいの状況かなと思っておりまして、知事の立場で辞めろとか続投しろとかということは申し上げられませんので、今日午後の両院懇談会の結果、そしてまた全議員総会に移っていくのかどうか分かりませんが、いずれにしても、世論ないしは党内の声に、総理が選挙結果も踏まえて判断することになると思いますので、見守ってまいりたいと思います。

記者:ありがとうございます。

7.放射性物質を含む指定廃棄物の問題について(その2)

記者:先ほどの弊社の指定廃棄物の質問の関連です。
定廃についてはなかなか膠着状態というお話がありましたが、市町ごとの暫定集約も進んでいて、農林系副産物を管理されている農家の負担も減ってきている部分もあるのかなと思っております。ここまでの課題と成果について、改めて整理いただけたらと思います。

知事:国は、旗は掲げるものの前には進まない。しかし、庭先に隣近所の人たちの分まで善意で指定廃棄物を置いている農家は何軒もあった。その負担を解消するために、県としては、市町ごとの1カ所の暫定集約を進めてまいりまして、時間はかかっていますけれども間違いなく前進はしていると思っております。全市町での暫定集約を終わらせて、その上で、国は状況を見て、今後どうするのか、新たな判断をそこですべきであると思いますので、まず我々の責任として農家の負担を軽くしながら、1カ所安全な所で暫定集約することを目指してまいりたいと思います。

記者:ありがとうございました。

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