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更新日:2023年6月21日

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咽頭結膜熱(プール熱)

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感染症発生動向
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トピックス

感染症発生動向
調査とは

感染症予防啓発


発熱、咽頭炎、結膜炎を主症状とする急性ウイルス性感染症です。
アデノウイルスによって引き起こされ、特に夏季に流行します。
プールでの接触やタオルの共用により感染することもあるので、プール熱と呼ばれることもあります。

症状や感染経路など

5~7日間の潜伏期間を経たのち、発熱、のどの痛み、結膜炎(結膜充血、眼痛、流涙、眼脂)といった症状が3~5日間続きます。眼症状は一般的に片方から始まり、その後他方にも現れます。
ほとんどの場合予後は良好ですが、乳幼児や高齢者、基礎疾患のある方で、重篤な呼吸器症状を呈することがあります。また、細菌による二次感染を引き起こすこともあります。

感染経路は、通常は飛沫感染及び手指を介した接触感染です。塩素消毒が不十分なプールの水を介して感染することもあります。

治療については、特異的治療法はなく、症状に応じた対症療法が中心となります。結膜炎症状(充血、眼脂など)が強いときは眼科の治療が必要になります。
学校保健安全法では、症状が消退した後2日を経過するまで出席停止とされています。
 

予防対策など

予防のために

  • 手洗い、うがい
    帰宅後や食事の前には、流水と石けんによる手洗い、うがいを励行しましょう。
    ※アルコール消毒は効きにくいため、流水と石けんによる手洗いが重要です
  • プール後のシャワー、うがい
    衛生を保つため、プール後はシャワーを浴び、うがいをしましょう。
  • 感染者との接触回避
    タオル・ハンカチの貸し借りなどを避けましょう。
  • 排泄物の適切な処理
    症状が消失した後も、約1ヶ月にわたって便の中にウイルスが排泄されますので、トイレ使用時やおむつ交換の際には注意が必要です。排泄物は適切に処理し、その後しっかり手洗いをしてください。
     

施設や学校で流行を防ぐために

  • アデノウイルスによる感染症への対策として、器具の消毒には煮沸及び次亜塩素酸ナトリウムが有効です。
    アルコール消毒は効きにくいため、手洗いは流水と石けんで十分に行ってください。
  • プールの塩素濃度を適正(遊離残留塩素濃度が0.4mg/L以上、1.0mg/L以下)に維持することが必要です。

     

出典・参考資料など

 

参考:各保健所・健康福祉センター担当区域
宇都宮市保健所(宇都宮地区)    :宇都宮市
県西健康福祉センター(県西地区):鹿沼市、日光市
県東健康福祉センター(県東地区):真岡市、益子町、茂木町、市貝町、芳賀町
県南健康福祉センター(県南地区):小山市、上三川町、下野市、野木町、栃木市、壬生町
県北健康福祉センター(県北地区):大田原市、那須町、那須塩原市、矢板市、塩谷町、さくら市、高根沢町、那須烏山市、那珂川町
安足健康福祉センター(安足地区):足利市、佐野市


 

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お問い合わせ

保健環境センター 企画情報部

〒329-1196 宇都宮市下岡本町2145-13

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ファックス番号:028-673-9071

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