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更新日:2020年8月6日

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レジオネラ症

疾病の特徴や症状

レジオネラ属菌に汚染されたエアロゾル(細かい霧やしぶき)の吸入などによって、発症します。代表的なエアロゾル感染源としては、冷却塔水、加湿器や浴槽などがあります。エアロゾル感染以外に、浴槽内や河川の汚染水の吸引や、汚染腐葉土の粉じんの吸引が原因と推定される感染事例があります。ヒトからヒトへ感染することはありません。
主な病型としては、重症の「レジオネラ肺炎」と、軽症の「ポンティアック熱」があります。
「レジオネラ肺炎」の症状は、全身倦怠感、頭痛、咳、高熱(38℃以上)、呼吸困難や、意識レベルの低下、幻覚、手足の震えなどの中枢神経系の症状や下痢です。軽症例もあるものの、急速に症状が進行することがあり、命にかかわることもあります。なお、高齢者や新生児、免疫機能が低下している人は、レジオネラ肺炎のリスクが高いとされています。

疾病の予防対策など

現在のところ、予防できるワクチンはありません。
レジオネラ属菌は60℃では5 分間で殺菌されるので、水を加熱して蒸気を発生させるタイプの加湿器は、感染源となる可能性は低いとされています。超音波振動などの加湿器は、毎日水を入れ替えて容器をしっかり洗いましょう。
浴槽は、浴槽内の汚れや細菌で形成される「ぬめり」が生じないよう洗浄等を行いましょう。汚れや「ぬめり」を落としてレジオネラ属菌が増殖しやすい環境をなくすことが大切です。
高圧洗浄や腐葉土を取り扱う際には、マスクを着用しましょう。

出典・参考資料など

厚生労働省 レジオネラ症(外部サイトへリンク)

国立感染症研究所 レジオネラ症とは(外部サイトへリンク) 

 

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参考:各保健所・健康福祉センター担当区域
宇都宮市保健所(宇都宮地区)    :宇都宮市
県西健康福祉センター(県西地区):鹿沼市、日光市
県東健康福祉センター(県東地区):真岡市、益子町、茂木町、市貝町、芳賀町
県南健康福祉センター(県南地区):小山市、上三川町、下野市、野木町、栃木市、壬生町
県北健康福祉センター(県北地区):大田原市、那須町、那須塩原市、矢板市、塩谷町、さくら市、高根沢町、那須烏山市、那珂川町
安足健康福祉センター(安足地区):足利市、佐野市


お問い合わせ

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