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更新日:2023年6月30日

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風しん(3日はしか)

風しんウイルスによって引き起こされる急性の発疹性感染症です。

感染者の15%~30%は無症状のため、気がつかないうちに感染が拡大することがあります。
妊娠初期の女性が感染すると、生まれてくる赤ちゃんに先天異常(先天性風しん症候群)が生じる可能性があるため注意が必要です。生まれてくる赤ちゃんを守るため、予防接種により免疫をつけ、感染を予防することが重要です。

症状など

2~3週間の潜伏期間を経たのち、発熱、発疹、耳の後ろや首のリンパ節の腫れなどの症状が出ます。
比較的感染力が強く、発疹が出る前後約1週間は人に感染させる可能性があります。
大人がかかると、発熱や発疹の期間が子供に比べて長く、関節痛がひどいことが多いとされています。
基本的には予後は良好ですが、高熱が続いたり、急性脳炎等の合併症により入院が必要になることがあります。

また、風しんに免疫のない女性が妊娠初期(20週以前)に感染すると、お腹の赤ちゃんにも感染し、難聴・白内障・先天性心疾患を特徴とする先天性風しん症候群の赤ちゃんが生まれてくる可能性が高くなります。

感染経路は、感染者の咳やくしゃみ、会話の際の飛沫を吸い込むことによる飛沫感染です。

治療については特別な治療法はなく、症状を和らげる対症療法のみです。
学校保健安全法では、発疹が消失するまでは出席停止とされています。
 

予防について(予防接種)

風しんの予防には、予防接種が有効です。
風しんの予防接種を行う主な目的の一つは、妊娠中の女性への感染を防ぎ、生まれてくる赤ちゃんを先天性風しん症候群から守ることです。また、風しんの合併症予防にもなり、大人が感染して重症になることも予防します。さらに、多くの人が予防接種を受けると、個人が風しんから守られるだけでなく、ほかの人に風しんをうつすことが少なくなり、社会全体が風しんから守られることになります。
風しん抗体検査の結果、抗体価が低い場合には予防接種をご検討ください。

※妊娠を希望される女性や、妊娠中の女性の周囲の方(家族、職場等)も抗体検査や予防接種の実施についてご検討ください。

※妊娠中の女性は予防接種を受けることができません。風しんが発生している地域では可能な限り外出を避け、人混みに近づかないようにするなど注意が必要です。

※女性の場合、予防接種後は少なくとも2か月間の避妊が必要です。


県内の協力医療機関では、妊娠を希望する女性等を対象に、無料で風しん抗体検査を実施しています。(詳細は以下のページをご確認ください)
栃木県ホームページ 風しん抗体検査の実施について
 

出典・参考資料など

 

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参考:各保健所・健康福祉センター担当区域
宇都宮市保健所(宇都宮地区)    :宇都宮市
県西健康福祉センター(県西地区):鹿沼市、日光市
県東健康福祉センター(県東地区):真岡市、益子町、茂木町、市貝町、芳賀町
県南健康福祉センター(県南地区):小山市、上三川町、下野市、野木町、栃木市、壬生町
県北健康福祉センター(県北地区):大田原市、那須町、那須塩原市、矢板市、塩谷町、さくら市、高根沢町、那須烏山市、那珂川町
安足健康福祉センター(安足地区):足利市、佐野市


お問い合わせ

保健環境センター 企画情報部

〒329-1196 宇都宮市下岡本町2145-13

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