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更新日:2023年6月21日

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手足口病

口腔粘膜及び手や足などに現れる水疱性の発疹を主症状とした急性ウイルス感染症です。
コクサッキーウイルスA16(CA16)、CA6、エンテロウイルス71(EV71)などによって引き起こされます。
子どもを中心に、主に夏に流行します。

症状や感染経路など

3~5日間の潜伏期間を経たのち、口の中、手のひら、足の裏や甲などに2~3mmの水ぶくれを伴う発疹が出ます。発熱は感染者の約3分の1に見られますが、38℃以下のことがほとんどです。
通常は3~7日間で症状は治まり、発疹は痂皮(かさぶた)を形成することはありません。

基本的に予後は良好ですが、まれに髄膜炎や脳炎などの中枢神経系の合併症を引き起こすこともあります。
また、症状が治まってから1ヶ月以内に、一時的に手足の爪が剥がれ落ちる症例も報告されています。

感染経路は、飛沫感染、接触感染、糞口感染(便の中に排泄されたウイルスが口に入って感染すること)です。

治療については、特効薬はなく、症状に応じた対症療法が中心となります。
口の中に水疱がある場合は、柔らかめで薄味のものを食べるとよいでしょう。また、脱水を防ぐため、水分を十分に補給しましょう。
学校保健安全法での出席停止の規定はありませんが、登校や登園については主治医と相談の上、無理のないようにしましょう。
 

予防対策など

  • 帰宅後や食事の前、トイレの後には、流水と石けんによる手洗いを励行しましょう。
    ※アルコール消毒は効きにくいため、流水と石けんによる手洗いが重要です
  • 排泄物の適切な処理
    症状が消失した後も、2 ~4週間にわたって便の中にウイルスが排泄されますので、トイレ使用時やおむつ交換の際には注意が必要です。排泄物は適切に処理し、その後しっかり手洗いをしてください。
  • 感染者との接触回避
    タオル・ハンカチの貸し借りなどは避けましょう。
     

出典・参考資料など

 

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参考:各保健所・健康福祉センター担当区域
宇都宮市保健所(宇都宮地区)    :宇都宮市
県西健康福祉センター(県西地区):鹿沼市、日光市
県東健康福祉センター(県東地区):真岡市、益子町、茂木町、市貝町、芳賀町
県南健康福祉センター(県南地区):小山市、上三川町、下野市、野木町、栃木市、壬生町
県北健康福祉センター(県北地区):大田原市、那須町、那須塩原市、矢板市、塩谷町、さくら市、高根沢町、那須烏山市、那珂川町
安足健康福祉センター(安足地区):足利市、佐野市


お問い合わせ

保健環境センター 企画情報部

〒329-1196 宇都宮市下岡本町2145-13

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