重要なお知らせ

 

閉じる

更新日:2023年7月20日

ここから本文です。

RSウイルス感染症

RSウイルスによって引き起こされる呼吸器感染症です。

2歳までにほぼ100%の子どもが感染するとされており、一度感染しても大人も含めて容易に再感染します。
子供が初めて感染をすると重症化しやすく、基礎疾患がある方や高齢者でも重症化のリスクが高まるといわれています。
成人では感染しても軽い風邪のような症状で済むことが多いため、RSウイルス感染症であると気づかずに感染を広げてしまう危険性があります。咳等の呼吸器症状がある時は、マスクを着用し、重症化しやすい方(子供等)との接触をできるだけ避けましょう。

 

症状や感染経路など

2日~8日間の潜伏期間を経たのち、「発熱」「鼻汁」などの症状が数日続きます。多くは軽症で済みますが、重くなると咳がひどくなったり、喘鳴や呼吸困難といった症状が出ます。

特に初めて感染発症した場合は重くなりやすいといわれており、乳期、特に乳児期早期(生後数週間~数カ月間)にRSウイルスに初感染した場合は、細気管支炎や肺炎といった重篤な症状を引き起こすことがあります。また、低出生体重児や、心臓や肺に基礎疾患があったり、免疫不全の方、高齢者などは重症化のリスクが高まるといわれています。

感染経路は、感染者の咳やくしゃみ、会話の際の飛沫を吸い込むことによる「飛沫感染」や、ウイルスがついている手指や物(ドアノブ、手すり、スイッチ、机、椅子、おもちゃ、コップ等)を触ったり、なめたりすることによる「接触感染」が主です。

治療については、特効薬はなく症状に応じた対症療法が主となります。

 

予防対策など

  • 手洗い
    流水・石鹸による手洗いやアルコール製剤による手指消毒が有効です。
  • 咳エチケット
    咳やくしゃみをする時はティッシュや布を口と鼻にあてる、または、マスクを着用するなど他の人に直接飛沫がかからないようにしましょう。
  • 消毒
    子どもたちが日常的に触れるおもちゃ、手すりなどはこまめにアルコールや塩素系の消毒剤等で消毒しましょう。

 

出典・参考資料など

 

ページの先頭へ戻る

栃木県感染症情報センタートップページへ

 

参考:各保健所・健康福祉センター担当区域
宇都宮市保健所(宇都宮地区)    :宇都宮市
県西健康福祉センター(県西地区):鹿沼市、日光市
県東健康福祉センター(県東地区):真岡市、益子町、茂木町、市貝町、芳賀町
県南健康福祉センター(県南地区):小山市、上三川町、下野市、野木町、栃木市、壬生町
県北健康福祉センター(県北地区):大田原市、那須町、那須塩原市、矢板市、塩谷町、さくら市、高根沢町、那須烏山市、那珂川町
安足健康福祉センター(安足地区):足利市、佐野市


お問い合わせ

保健環境センター 企画情報部

〒329-1196 宇都宮市下岡本町2145-13

電話番号:028-673-9070

ファックス番号:028-673-9071

Email:kenkou-kc@pref.tochigi.lg.jp