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更新日:2020年7月30日

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A群溶血性レンサ球菌咽頭炎

A群溶血性レンサ球菌によって引き起こされる上気道感染症です。
学童期の小児を中心に、「冬」及び「春から初夏にかけて」の2つの時期に流行します。
適切な治療をすれば予後は良好ですが、合併症として、リウマチ熱や腎炎などを起こすことがあります。合併症の予防のためには、症状が消えた後も、医師の指示どおりに最後まで抗菌薬を飲み続けることが大切です。

症状など

潜伏期は2~5日間です。突然の発熱と全身倦怠感、咽頭痛などが見られ、しばしばおう吐を伴います。また、苺舌(苺状に腫れ上がった舌)が見られることがあります。菌が産生する発赤毒素に免疫のない人は、猩紅熱と言われる全身症状を呈し、全身に赤い皮疹が現れます。
合併症として、肺炎、髄膜炎、敗血症、リウマチ熱、急性糸球体腎炎などが見られます。

主な感染経路は、感染者の咳やくしゃみ、会話の際の飛沫を吸い込むことによる「飛沫感染」や、ウイルスがついた手で目や鼻、口を触ることによる「接触感染」です。
患者との接触により感染が広がるため、家庭、学校などの集団での感染が多くみられます。

予防対策・治療など

  • 患者との濃厚接触を避けることが予防につながります。
  • うがい・手洗いの徹底に努めましょう。
  • 症状が出てきたら、感染を広めないためにも咳エチケットを心がけ、早めに医療機関を受診しましょう。
  • 抗菌薬による治療が行われます。
    リウマチ熱、急性糸球体腎炎などの合併症を予防するため、症状が治まってからも、決められた期間、抗菌薬を飲み続けることが大切です。
     

出典・参考資料など

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参考:各保健所・健康福祉センター担当区域
宇都宮市保健所(宇都宮地区)    :宇都宮市
県西健康福祉センター(県西地区):鹿沼市、日光市
県東健康福祉センター(県東地区):真岡市、益子町、茂木町、市貝町、芳賀町
県南健康福祉センター(県南地区):小山市、上三川町、下野市、野木町、栃木市、壬生町
県北健康福祉センター(県北地区):大田原市、那須町、那須塩原市、矢板市、塩谷町、さくら市、高根沢町、那須烏山市、那珂川町
安足健康福祉センター(安足地区):足利市、佐野市


お問い合わせ

保健環境センター 企画情報部

〒329-1196 宇都宮市下岡本町2145-13

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