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更新日:2018年9月1日

医療法人社団あかね会

~高年齢者と若・中年層とのバランスのとれた人事に基づく、安定した病院経営の実現~

あかね会1 

あかね会2 あかね会3

企業情報 

代表者名 理事長 塚本 俊彦
企業所在地 〒329-2555 矢板市乙畑1735-9
連絡先 0287-48-2555
これまでの受賞・認証歴 平成27年度 高齢者雇用開発コンテスト 独立行政法人高齢・障害・求職者支援機構理事長表彰
お話 常務理事 小沼 祥生 さん
企業概要

設立年:平成2年(1990年)

運営施設:矢板南病院及び片岡デイサービスセンター

従業員数:124名(H30.7.1現在)

(うち60歳以上38名(30.6%)、内訳:60歳~64歳 18名、65歳以上 20名) 

定年等の状況:定年60歳(希望者全員を65歳まで継続雇用)

 ※65歳以上も一定の条件の下、継続雇用(最高年齢71歳)

インタビュー 

Q.高齢者の雇用促進のために具体的にどのような取組をされていますか。

A. 当法人では、定年を60歳としていますが、希望者全員を65歳まで継続雇用し、健康で意欲があれば、65歳以降も雇用期間の定めのない職員として、年齢の上限がなく継続して雇用することを就業規則に明記し、高年齢職員のニーズに応じた短日勤務や短時間勤務、交代勤務等多様な就業形態を導入しました。

 また、継続雇用者についても評価基準を整備することで、評価を処遇に反映させ、賞与の支給と昇給を行った結果、全体のモチベーションが向上しました。

 さらに、職員の負担軽減を図るため、紙おむつの使用、高機能の集中モニターや透析情報管理システム等を導入しました。

 結果として、職員の負担が軽減し、患者さん一人ひとりに合わせた看護・介護に専念でき、ヒューマンエラーが軽減しています。

Q.そのような取組に至るまでの経緯を教えてください。

A. 以前は、定年で辞める職員が多く、継続雇用者も定年後の給与の削減や処遇の低下等により、「腰掛け仕事」の意識が強く表れていました。

 高年齢者は長年の経験から判断力、危険予知能力、コミュニケーション能力が優れています。「医療サービスの基本は職員」ですから、このような能力を医療や介護の現場で活かすことで、看護・介護の質を高められると考え取り組みました。

Q.取り組む上での課題や心掛けている点はありますか。

A. 病院や介護施設は、多くの職種があり、本人の希望に沿った就労が可能ですが、高齢になると能力・体力面で個人差が大きくなり、チームワークを保てなくなる場合があります。そのため、常日頃の仕事の状況や契約更新時の面談等で本人の希望も考慮して、新しい職務・職場への異動も可能にしています。

 また、異動により能力開発が必要な場合は法人として支援していくこととしています。

 こうした対応により、高年齢者が安心して働くことができ、モチベーションを損なうことがなくなったので、安全で信頼できる医療や介護を提供することができるようになったと考えています。

Q. 取組の効果はいかがですか。

A. 経験豊富な高年齢者と若者のペア就労や高年齢者を含めたチーム編成で業務を行い、丁寧に指導を行うことで、若年者や中途入職者がしっかり業務に馴染むようになりました。

 高年齢者に若年者や中途入職者の指導教育という役割を与えたことで、指導者としての責任と自覚が高まると同時に、業務への意欲向上につながり、気配りや患者さんへの対応など職員にとってのよい手本となり、全体として仕事の質の向上、従業員一人ひとりの技術向上に結びついています。

 また、65歳以降も継続雇用するため、以前より健康に留意する意識が芽生え、「働けるうちは働きたい。」という意欲も出てきています。

Q.気がついた点や課題のようなものがありましたらお聞かせください。 

A. 当法人は、親睦と広報を兼ねたレクリエーションや業務と離れた各部署間の交流の一環として、観桜会や夏祭りへの参加等、地域活性化へも積極的に取り組んでいます。こうした取組の中で、経験豊富な高年齢者は、「人の気持ち」を感じ取れる貴重な存在であり、欠かすことのできない人材となっています。

 高年齢者の長年の経験から培われた能力を発揮できるように環境を整えることで、職員全体のスキルアップが図られたものと考えています。

会社から一言・・・

 当法人は、地域と時代のニーズに応え、患者さんの立場にたった思いやりのある看護・介護を行っています。

 患者さんが安心して長期療養できるよう、手厚い看護や介護のため、スタッフやシステムの充実を図るとともに、チームとして業務にあたることとしています。高年齢者の経験、ノウハウ、知恵はチームワークを保つ上で大きな武器となることから、高年齢者に意欲を持ち続け業務に従事してもらうよう、公平な処遇を行うとともに、体力的な負担の軽減にも取り組んできました。

 また、「ゆとりある人員配置」を行った結果、育児休業の取得率は100%、年次有給休暇の取得率は90%となった他、出・退勤時刻の柔軟化等、職員一人ひとりが実情に応じた働き方を選択できるよう、制度の充実に励んでいます。「全職員の同居中の子どもを対象にした24時間保育」も行っています。

 現在は、職員募集を行えば、多くの応募者が集まるまでになりました。働きやすい環境を整えた取組が周囲に認知され、支持を集めていると思っています。

職員から一言・・・

(高年齢職員)フレキシブルな働き方ができるので満足しています。

(ともに働く職員)経験豊かな人たちと一緒に仕事ができるので勉強になりますし、何より経験豊かな方から元気がもらえ、楽しい職場です。

協力内容 

  • 電話相談
  • 視察

 (取材:大田原労政事務所 取材年月日 平成29年2月10日※平成30年9月一部更新)

お問い合わせ

労働政策課

〒320-8501 宇都宮市塙田1-1-20 県庁舎本館6階

電話番号:028-623-3218

ファックス番号:028-623-3225

Email:rousei@pref.tochigi.lg.jp

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