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更新日:2019年12月24日

エム・イー・エム・シー株式会社宇都宮工場

~ 全員参加でリスク行動を削減。働くすべての人の労働災害ゼロを目指します。   ~ 

MEMC航空写真

企業情報 

代表者名 宇都宮工場長 小林 亨
企業所在地 宇都宮市清原工業団地11-2
連絡先 028-667-6333
これまでの受賞・認証歴

・2000年 ISO14001
・2018年 IATF16949 (ISO/TS16949から移管、初回認証2004年)
・2019年 ISO45001 (OHSAS18001から移管、初回認証2008年)
・2019年 令和元年度栃木地方産業安全衛生大会栃木労働局長優良賞

お話 宇都宮工場長 小林 亨さん
企業概要

設立:1979年12月11日

代表取締役社長:神足 勝昭

事業内容:300㎜シリコンウェーハ製造
     シリコンウェーハ業界で世界3位の台湾グローバルウェーハズグループの一員

                            エム・イー・エム・シー株式会社 HP(外部サイトへリンク)

インタビュー     

Q.具体的にどのような取組をされていますか。

A.  労働安全衛生マネジメントシステムのISO45001に基づき、働く全ての人の労働災害ゼロを目指し、健康的で快適な職場環境を維持・改善する活動をしています。
 具体的には、労働安全衛生委員会を立ち上げ、健康診断の確実な実施や、ストレスチェック等を行っています。年に1回は、安全・品質・ハラスメント等についての全社一斉教育も実施しています。
 全員参加で危険行動の発見、除去に取り組むためにSAT(Safety Advanced Together :全社員参加型の労働安全衛生活動)の活動もしています。
 短時間型のワンポイントKYT(危険予知訓練)の導入により、製造現場の社員が参加しやすい実践的な危険予知活動ができるようになりました。

Q.そのような取組に至るまでの経緯を教えてください。

A.  SATの活動は2012年から始めていますが、他国の工場で重大事故があり、米国の親会社から全社的な活動が必要だと判断され指示を受けて始めたので、なんとなく受け身の体制でした。
 当工場では事故が少なかったため、製造部門中心に限定的な活動を行っていました。しかし、労働安全衛生に対する気運は徐々に高まり、2015年には安全巡視するオブザーバー(巡視員)を増員し、全員参加型の労働安全衛生マネジメントを始めました。オブザーバーは、組織ごとに人数を設定し、任期は3年です。現在社員の75%がオブザーバーを経験しています。
 月に1度の巡視日には個々の社員の“動き”を注視し、「あの行動は危険だったので気をつけよう」という、行動に対する危険予知を行うようにしています。危険箇所だけでなく、危険な行動とは何なのか、指摘・確認することはとても大切です。2016年からは、積極的に取り組む従業員に対し表彰制度を設けました。

 併せてKYT(危険予知訓練)の実施にも取り組んでいましたが、現場の社員は交替勤務による時間的制約があるため、ゆっくり取り組むことができず、実施メンバーは日勤者が中心となっていました。
 そこで、シフト勤務者も参加できるように、短時間でできるワンポイントKYTを導入しました。シフト交替時の5分間ほどで確実に取り組んでいます。

 栃木県や宇都宮市とは、2018年の地域経済牽引事業計画の承認や補助金の認定を通じて情報交換を定期的に行うようになりました。清原管理協会からもRA(リスクアセスメント)研修会やBCP(事業継続計画)の講習会などの情報提供を受けており、積極的に参加しています。

Q.取組の効果や成果はいかがですか。

A.  全社員に労働安全衛生に対する意識が深く浸透しました。特にオブザーバーを経験した社員は、自分の行動を他者視点からも捉えられるようになり、2016年から2018年は事故の発生はありません。
 2019年に入ってからは不休災害が発生してしまいましたが、新入社員や新規5S(整理・整頓・清掃・清潔・躾)エリアでの事故でした。
 入社時教育の見直し(事故の実例を使った教育)、構内の掲示をよりわかりやすくする、安全巡視の重点対象に新入社員を指定するなど、再発防止に向けた取組の決定が素早くできています。

 Q.取り組む上での課題や心掛けている点はありますか。

A.  リスクは常に変化するので、マンネリ化しないように働きかけています。
 SATの重点テーマを都度設定し取り組んでいます。例えば、新入社員の行動を注視、転倒防止対策、高齢化対策等といったテーマを設定し、そのテーマを掲げて巡視チームが点検に当たることで、全員で取り組むという意識付けをしています。

 Q.今後の目標や課題はありますか。

A.  台風などの災害が起こった場合の通勤など、工場外での安全確保対策も重要です。シフト交替の時間だから絶対に来なくてはいけない、帰らなくてはいけないということでは社員の安全は守れません。今後の大きな課題の一つです。
 もう一つは高齢者の活躍のための環境整備です。高齢者でも安全に働けるよう、掲示物の文字サイズを工夫したり、転倒防止対策を施したり、誰でも働きやすい環境を整えていきたいと考えています。
 不休災害の撲滅に取り組んでいきたいと思います。

企業から一言・・・

  リスクアセスメントや安全パトロールは定期的に実施していますが、作業環境は常に変化しています。この工場で働くすべての人が、労働安全衛生を意識して活動することが必要だと考えています。
 今回「栃木地方産業安全衛生大会栃木労働局長優良賞」の受賞を機に、なお一層の無災害実現に向けて、全員参加で労働安全衛生活動に取り組んで参ります。

協力内容 

  • 電話相談  

(取材:宇都宮労政事務所 取材年月日 令和元(2019)年11月18日)

お問い合わせ

労働政策課

〒320-8501 宇都宮市塙田1-1-20 県庁舎本館6階

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