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更新日:2019年8月19日
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~完全無災害の継続~
代表者名 | 取締役工場長 市川 貴久 |
企業所在地 | 宇都宮市平出工業団地27-2 |
連絡先 | 028-661-5110 |
これまでの受賞・認証歴 | 平成23年 安全衛生優良事業場 栃木労働局長表彰 奨励賞 平成27年 安全衛生優良事業場 栃木労働局長表彰 優良賞 |
お話 | 取締役工場長 市川 貴久 さん 安全衛生防災管理室 室長 井上 寛徳 さん 事務部 部長 嶋浦 雅彦 さん |
企業概要 |
本社所在地:東京都中央区銀座5-12-8 王子ホールディングス1号館 |
A.
《安全衛生防災管理室の取組》
安全衛生防災管理室は、安全衛生と防災の責任組織となっており、年間計画に基づき、工場長安全防災パトロールを毎月実施しています。
また、各月の実施項目を周知するため「月次安全衛生・防災目標管理表」を各課に配信し、現場に掲示しています(写真参照)。
その上で、王子グループ内の災害事例の水平展開を実施することで、具体的な安全衛生上の課題の取組に活用しています。
《安全衛生防災管理組織》
当工場では、活動を展開するため、①安全衛生委員会 ②環境防災管理会議・安全衛生管理会議 ➂職場安全衛生(防災)会議 ④安全幹事会議、の4つの会議をそれぞれ月1回開催しています。
会議では、毎月の安全衛生・防災活動の確認・報告や、各職場からの要望事項の協議等を行っています。
会議の中でも、各職場単位で開催される➂職場安全衛生(防災)会議は、現場で働く全従業員が参加するものであるため、重視しています。
《従業員一人一人の安全意識を高める取組》
従業員には、月0.5件(2か月に1件程度)の「ヒヤリハット・キガカリ」の報告を挙げることを義務付けています。
毎月90件ほどの「ヒヤリハット・キガカリ」が挙がる中で、例えば同一箇所について「転倒しやすい」といった報告が重なる場合には、その箇所に対して、会社として対策を取ることができます。
従業員一人一人が「ヒヤリハット・キガカリ」を意識することは、安全意識の向上につながります。
A. 王子グループは、企業行動規範として「安全の確保」を掲げており、従来から徹底した安全衛生管理を行う風土があります。
当社でも全社統一実施項目を実施するとともに、各工場で独自に実施項目を決めて取り組んできました。
A. 平成30(2018)年9月30日現在、休業無災害 5,891日(約16年)、完全無災害 1,837日(約5年)を継続しています。
A. 現場で働く人が、「やらされている」意識ではなく、「自分の身体は自分で守る」という意識を持つ必要があります。そのために、上から一方的に指示するだけの会議にならないよう、会議で発言しやすい雰囲気を作るように心がけています。
事故が起きてから「あそこは危ないと思っていた」という声が出ないように、気付いたことは必ず「ヒヤリハット・キガカリ」報告をするよう、従業員に繰り返し伝えています。
A. 安全作業基準書の見直しを行っています。現在のものより、より一層、誰が見てもわかりやすい安全作業の手順書を作成し、労働の安全性を高めます。
また、危険や怖さを身体で感じる「体感訓練」も行っています。今までも外部での研修に参加させてきましたが、一度に全社員を参加させることができないことが悩みでした。しかし、今回は訓練用の機械をレンタルし、社内で研修を行ったことにより、ほぼ全員が体感訓練に参加できました。この体験を生かして安全作業を徹底し、無災害の更なる継続に繋げていきたいと思っています。
当工場の安全衛生基本原則は、以下のとおりです。
これらに則り、今後も安全絶対優先で、完全無災害の継続を目指します。
(取材:宇都宮労政事務所 取材年月日 平成30(2018)年10月5日、令和元(2019)年8月一部更新)
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〒320-8501 宇都宮市塙田1-1-20 県庁舎本館6階