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更新日:2018年1月24日
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~障害者の方も平等に働ける職場~
代表者名 | 代表取締役社長齋藤慶太 |
企業所在地 | 日光市原宿122 |
連絡先 | 0288-21-8308 |
これまでの受賞・認証歴 |
平成29年度 障害者雇用優良事業所等表彰高齢・障害・求職者雇用支援機構理事長努力賞表彰 |
お話 | 代表取締役社長齋藤慶太さん |
企業概要 |
設立昭和34年6月 資本金310万円 従業員数69名(男性40名女性29名) 業務内容クリーニング、リネンサプライサービス |
A.ハローワーク、特別支援学校、施設からの紹介があった障害者の方を雇用しています。(現在18名。主に知的障害者)
新人を指導する担当に先輩の障害者と高齢職員をあてています。健常の職員が指導すると、おどおどしてしまいがちな人も、障害のある先輩とであればコミュニケーションが取りやすいようです。そして先輩障害者は、教える喜びを体験することにより就業意欲がさらに高まってきてお互いに良い就業状態となっています。それを見守るような形で、安全面等のサポートは、健常者である高齢のベテラン従業員が担当しています。
指導・教育には健常者と比べて時間はかかりますが、それがその人の個性であると思っています。しかし一度覚えてしまえば障害者も十分な働き手として働いており、貴重な会社の財産です。
障害者も健常者も区別することなく社会人として平等に対応するようにしています。
A.最初のきっかけはバブル期で人材がなかなか集まらない時、ハローワークから障害者の方を紹介してもらい採用したことです。
障害者雇用の経験がなかったため、最初はどのようにしたらいいか色々と試行錯誤しました。覚えるのに時間がかかることは障害者の個性であり、健常者がいかに冷静に対応できるかが一緒に働いていくことの鍵なのだ、と考えるようになってから気持ちと仕事の整理が出来るようになりました。教育・指導に時間はかかるものの、一度覚えたら、同じ作業などを根気強くしてくれますので大変感謝しています。その後、特別支援学校からの紹介もあり、年々、採用を増やしてきました。
A.障害者の方と一緒に働くことにより、一般従業員にも「思いやり」の気持ちが生まれてきており、障害者の方と一緒に成長しているように思われます。
また、障害者の方も後輩に教えることにより、教える喜びを知り、生き生きと働いているように見受けられます。また、長期にわたって働きたいという意欲も強く、20年以上働いている方もいます。
A.採用するときには、いつも長期的な視野をもってみるようにしています。最初に指導・教育に時間がかかるにしても、これからの長い社会人生活の中ではほんの一瞬です。気長に覚えてもらうようにしています。
また、体調が悪い時などの早退や休みについては配慮しています。通勤に対しても送迎車を出すなどの配慮を行っています。
A.仕事以外にも資格取得や趣味を持つように勧めています。障害者の方はどうしても引きこもりがちになりますので、休みの日は外に出るように勧めています。また、車の免許が取れそうな方については、保護者同意のもと免許を取るように勧めたり、陸上が得意な人はスペシャルオリンピックにも出場して活躍しています。仕事以外でも人生を楽しんでほしいと思っています。
障害者も健常者も同じ社会人であり、貴重な会社の財産です。これからも区別なく平等に対応し、雇用していくことが会社の大きな使命だと思います。
(取材:宇都宮労政事務所取材年月日平成29年12月12日 )
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