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更新日:2020年12月8日

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株式会社信和工業

~”金属加工”と ”部品アッセンブリー”のアドバンス企業 

           信和工業1 信和工業3 

                    本社工場          コミュニケーションボードの設置

企業情報 

代表者名 代表取締役 信末 隆司
企業所在地 小山市犬塚6丁目20番地13
連絡先 0285-31-2663
これまでの受賞・認証歴

令和2(2020)年度障害者雇用優良事業所表彰 独立行政法人高齢・障害・求職者雇用支援機構理事長努力賞

お話 総務 / 障害者生活指導員 猿山 路子 さん

これまでに活用した支援施策・助成金など

ファーストステップ奨励金、トライアル雇用奨励金、特定求職者雇用開発助成金
企業概要 創業:昭和56(1981)年2月
従業員数:243名
事業内容:大手住宅設備建材メーカーの住宅設備機器及び建材の部品等の製造・販売             

インタビュー     

Q.具体的にどのような取組をされていますか。

A. 障害者の採用は6年前から始めました。現在は、10代から40代の9名の方が正社員及びパート社員として働いていただいております。担当業務は製造が8名、事務が1名です。聴覚障害者が在籍しているため、「コミュニケーションボード」を近くに設置し、周囲の従業員と意思の疎通がうまく図れるように工夫しています。

Q.そのような取組に至るまでの経緯を教えてください。

A. 6年前までは、障害者の雇用実績はありませんでしたが、CSR活動(企業の社会的責任)という観点から、栃木・茨城両県の特別支援学校の生徒さんや、ハローワークからの紹介で採用を進めています。特別支援学校の生徒さんは、採用前に職場実習を行って、本人の希望と業務への適性を考慮し職場配属先を決めています。また、特別支援学校とは、弊社での職場実習のほか、校内実習用の部品を提供するなど相互に協力し合っており、職場実習を体験された生徒さんの多くは弊社への就職を希望していただいています。

Q.取組の効果や成果はいかがですか。

A. 障害者の雇用を通じて、従業員の意識が変わったように感じます。会社で仕組みをつくることによって障害者の方が働きやすい環境になっていることが最良かと考えますが、弊社では、従業員一人ひとりの理解とサポートによって障害者雇用を支える会社の風土ができつつあることが成果かと考えます。

Q.取り組む上での課題や心掛けている点はありますか。

A. 職場内では、上司はじめ周囲の従業員が障害者の方を常に気にかけるようにし、連携して相談できるよう対応しています。主に「障害者生活指導員」に選任されている者が、職場での様子を聞き取り、必要に応じて就労支援センター及び特別支援学校教諭など関係者の協力のもと、本人と面談するなどのフォロー体制ができつつあります。
 職場実習の受入れ初日などでは、安心して実習していただくため、職場管理者が学校関係者だけでなく実習生の保護者に対しても、業務内容などについて丁寧に説明し理解していただけるように心がけています。

 Q.今後の目標や課題はありますか。

A. 会社として、『人のつながり』を重視することから、障害者の方とのコミュニケーションを大切にし、より長く働いていただけるような環境づくりを進めていきたいと考えています。

企業から一言・・・

 障害者の方は、多様な個性をお持ちです。日々出社・退社時の元気な挨拶・仕事中の行動・休憩時間中の会話など気軽に声を掛けていただくことがあれば、必ず気軽に返答することなど簡単なことから意識して行動すると、障害者の方の笑顔が見られる機会が多くなります。また、日常の困りごともあることは事実です。その解決策のひとつとして「障害者生活指導員」に尽力していただき、就労支援センター関係者などと連携して取り組むと早期の解決が図れることがあります。

協力内容

  •  電話相談

 

(取材:小山労政事務所 取材年月日 令和2(2020)年11月10日)

 

お問い合わせ

労働政策課

〒320-8501 宇都宮市塙田1-1-20 県庁舎本館6階

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